「頑張ってください」という言葉は、その人がうまくやれているときに、励ます言葉としては有効だ。
でも、うまくいっていないときは、もう少し具体的な言葉が必要だ。
必要なことに注力するためには、「必要でないこと」をはっきりさせる必要も出てくる。
あるやり方をしてうまくいかず、
「頑張ってください」
と言われて、別のやり方を試す。
「そうではないだろう」
と言われ、余計に落ち込む。
「落ち込み」を±0にもっていき、さらに「頑張る」という状態に戻すには、これまでよりずっと労力がかかる。
「頑張ってください」という言葉を励みに、何とか別のやり方を模索して、
「そんなことは気にしないでいい」
「それは止めてください」
と言われる。
「頑張る」ということから離れてみて、分かるようになったのは、
「その人は私を頑張らせて、どこへ向かわせたかったのか?」
を、私が理解できていなかったということだ。
「何をやっても気に入ってもらえない」という思い込みもずいぶん、強くなっていたと思う。
「気に入らないことをしてはいけない、怒らせてはいけない」という恐怖に支配されていた。
でも、どうせ気に入ってもらえないのなら、頑張らなくても良かったのだ。
神様は、私の目の前に、他の興味あることを提示してくれた。
そのことで、新しい出会いもあり、学ぶべきことも膨大にできて、
「同じ頑張るならば、自分を受け入れてくれる世界で頑張るほうが、幸せだ」
という当たり前のことに、気付いた。
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