「私は、今の仕事に向いていないんじゃないか?」と考え込んだことがある。
悩みの根底にあったのは、初めに想定していた仕事内容から離れてしまったことへの不安感や、「私が、私が」と出ていくタイプではない自分の性格へのもどかしさだったように思う。
そういう時、ある女優さんが
「素敵な女性というのは、仕事だけではなく私生活も充実している人のことだ」
と言うのを聞いた。
正直言って「そういう考え方もあるのか」としか思わなかったのだ、その時点では。
今、自分がやりたいことに挑戦していて思うことは、「今の仕事に向いていない」かどうかを考えてしまうことが減ったということ。
そもそも、仕事は「向いている、向いていない」という、いわば個人の都合でするものではなく、「相手の希望に沿うことができる、できない」という観点から判断すべきことだとも思う。
先の女優さんが言った趣旨とは違うけれど、私生活ややりたいことをちゃんと楽しんでいれば、「仕事の悩みだけ」に支配されてしまうことは、確かに減っていくのだろうと思う。
人間の人生は短いから、全ての悩みを解決することができなくても、良いのかもしれない。
[0回]
PR