昨年暮れから今年初めにかけて、叔父が肺疾患で在宅酸素療法を行うことになり、親戚間で助け合いながらも、なかなか大変だった。
身体のしんどさ、精神的な辛さも抱えることになった叔父は、気を許すことができる私たちには言いたいことをいい、時には家を出てしまうこともあった。
私たち子ども・従妹世代は、仕事が最も忙しい時期(季節という意味でも、世代という意味でも)だし、仕事以外に何らかの活動をしている者は、仕事・活動に支障をきたすようにもなり、それぞれが大変な思いをしたと思う。
とはいえ、明けない夜はなく、最近ではめっきり叔父一家からのヘルプコールは少なくなった。
叔父は左官業で、なおかつアイスホッケーやフィッシングなどを行ってきた、とても活動的な人だった。
私がもっと自信を持って、海に向かい合えるようになったら、叔父を海へ誘ってもいいだろうか?
それとも、叔父の気持ちを逆なでしてしまうことに、なるのだろうか?
まぁ、その前に私が自分に自信をつけないと、何も始まらないけれど。
……と書いていると、思い出す。
叔父のことを話したとき、
「大変やったなぁ」
「叔父さんもきっと、自分の身に起こったことを、いつかちゃんと受け入れてくれるよ」
って言ってくれた人のことを。
その人が見ている海を、私も見たくなったことが、今につながっているということが、不思議な気がする。
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