先ほど、ある方と「豊川信用金庫事件」の話になった。
Wikipedia「豊川信用金庫事件」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E5%B7%9D%E4%BF%A1%E7%94%A8%E9%87%91%E5%BA%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B61973年12月、女子高生の噂話が、ゆがめられ、拡大され、伝播されていったために、取り付け騒ぎが起こったという事件だ。デマの拡大ルートが警察によって解明されるという珍しいケースでもあったそうだ。
実は、以前私は、ネット上で有名なある騒動に巻き込まれていたことを、無知ゆえに気付かず、何のことなのかもわからず、目の前の事態に右往左往するだけ、という状況になったことがある。それは、
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/6974/ こちらの出来事だったらしいと気付いたのは、1年後くらいのことだった。 騒動の概要は
http://kuroneko-y.hp.infoseek.co.jp/index.htmlでもご覧になれます。
細かい状況は書かないけれども「私の対処法が正しかったのは、偶然でしかない」ということは、反省点として残っている。
「知識があって、根拠に基づいて、正しく対処できる」ということと、「自分の勘、一か八かという賭けのように対処して、結果的にその方法が正しかった」ということとは違う。
この点だけは、今も反省している。
「いろんなことを知ることが、いかに大事か」
「一つの見方に偏らないことが、どれほど難しくて大切なことか」
これを、いつも自分に言い聞かるようになったのも、このことがきっかけだ。
豊川信用金庫事件を巻き起こしたのも、私の巻き込まれた騒動も、いい大人が判断力を失い、暴走したということは、共通している。自分が騒ぎの渦中におかれたとき、思わぬ行動をとってしまわない、と言う自信は、私にもない。
普段から、新聞やニュースで見る「とんでもない事件・事故」を、ただ「すごいね」で終わらせるのではなく、「自分の身に起こったら、どういう行動をとるか？」と想像力を働かせること、自分の想像力、知識の幅を広げておくことが、大事なのだと、実感している。
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