私の居住地域では、「発泡スチロールの箱などをゴミとして捨てるときは、ある程度砕いてから出してください」といった、家庭ごみの捨て方が決まっている。
先ほど、明日のためにいくつかの発泡スチロールを砕いて、透明のビニール袋につめた。
ところで、私の足の爪ははっきり言って派手だ。今は明るいオレンジ色のペディキュアを塗っている。それにサンダル履きで、発泡スチロールを踏みつけて、砕く作業をする。いつもは家具の角などを利用して、手で割っているのだが、今日は足で踏みつけながら砕いた。
サンダルと赤い爪と、砕かれる発泡スチロールを見つめながら、なぜか「私って凶悪だ」という気持ちが沸いてきた。ひどく残酷なことをしているような気分になって「女王様だ」とか思ったりして、なんだかうっとりした気分だった。
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