精神科のN先生のところへ行った。待合室は混んでいたが、会計の済んだ人が出ていくと、むしろ寂しくなった。
やがてN先生に呼ばれる。
「おはようございます」
「はい、おはようございます」
手紙を渡す。
「この、トランコロンというのは、効いていますか?」
「まだ、2日しか飲んでいないので……」
「そうですね、まだ分からないね」
「あの、5年くらい前になるんですが、30日分を頂いて、それを飲んで調子が良くなったから、そのまま止めたことがあるんですよ」
「そうですか」
「そのときは、楽になったから、安心感はありますよね。それに、寝る前に飲んでおけることの、気持ちの落ち着きというのはあります」
「そうですか、良かったですね」
「ありがとうございます」
「そして、大学の通信指導があるんですね」
「はい」
「何の科目ですか?」
「残っているのは、『微分と積分』です」
「それなら得意じゃね」
「でも、ブランクありますから、なかなか」
この後、仕事の話などもする。
「では、お薬はリスミー、ハルシオンに戻したままでいいですか?」
「はい。あ、あの、×××を7回分とかは持っているので」
「そうですか」
「一気飲みしておきます」
「責任持ちませんけどね(笑)」
今日はリスミー、ハルシオン、デパスを頂いて帰宅する。ありがとうございました、ぺこり。
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