精神科へ行った。
まずは、心因性難聴の可能性は低いといわれた件について話した。
「さて、ふゆうさんは職業柄、たくさんの人と会って、話したほうがいいですね?」
「ずいぶんいきなりですね」
「はははは。この前から入っていただいているL先生、今日は外来をしてはるんですが、見ましたか?」
「はい、なかなかカッコいい先生ですね」
「本当に、なかなかの好人物でね・・・。で、一度話してみる気はありませんか?」
「はぁあああああ?」
「L先生は完全予約なんでね、予約を取ってもらって、次回薬の要るタイミングで来られてみては?」
「え・・・え・・・」
「L先生もなかなか、人生経験の豊富な方なんでね。あぁ、ずっとL先生にかかれっていう意味ではなくて、今なら担当の患者さんも少ないから、L先生もゆっくり時間が取れますのでね。いきなり根掘り葉掘り聞くんじゃなくて、『仕事柄、色んな方の人生をお聞きすることが、大変勉強になりますので』とか言ってですね」
「・・・はい、ありがとうございます。まぁ、耳が落ち着いたら考えます。あ、名刺をお渡ししてくださいますか?」
「あぁ、それがいいですね。私からも話しておきますから」
今日もリスミー、ハルシオンを頂くことにする。
でも「耳が落ちつく」って何時なんだよ? と自分でも疑問に思い、今だから勧めてくださっているということもあり、L先生の予約を取っていただくことにする。
受付にて。
「あの、L先生の・・・」
「L先生な、さわやかやろ!!」
「うん」
「L先生の、何?」
「予約、取れる?」
「L先生の? なんで? どうしたん?」
「N先生からな、いっぺん会って話してみろって言われて」
「そうかぁ。じゃあ2週間後に入れるんでいい?」
「うん!!」
そして本当に、リスミー、ハルシオンを頂いて帰宅することにした。
私は、介護という事情があるとはいえ、自分の管理不行き届きから、聴力を失いつつある。こういう自分が、ブログ・メールを通して、メニエール病の手術を希望する人などの相談に乗っている。
そんなことが許されることだろうか? と自信をなくしている。
そのことを、話しそびれた。また今度話そうっと。
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