喘息の発作のとき、息を吐くことがつらくなる。気道が狭くなるため、息を吐くことがつらくなり、むりに息を吐き出そうとすると、咳が出たり、喘鳴がひどくなったりする。
私の場合喘息の発作の手前の状態、軽い咳、軽い喘鳴というような状態が、だらだらと一日続いてると、筋肉がどんどん痛くなる。
おそらく、一つは「息を吐くぞ!!」と全身を緊張させてしまうため。
もう一つは、現実に「空気が入りっぱなし」の肺を縮めて、息を吐き出そうとするあまりに、腹筋に力を入れているため。ダンスやヨガをしている人には、分かってもらえると思うが、下腹(丹田)に力を入れて、身体を持ち上げ、上半身を大きく見せることができるのが、「良い姿勢」をとっているときだ。しかし、あまりにも「大げさ」にやるのも良くなく、喘息がだらだら出ているときは、「大げさ」なポーズをとっているときに似ている。
必要以上に力の入った腹筋と、空気が入りっぱなしの肺をそのままにしていると、脚、特に太ももの前側の筋肉が、緊張してくる。ちょうど「ハイヒールを履きっぱなしで、長時間いたとき」のようになる。緊張した上半身を、支える下半身も、こんなに緊張してしまうのだ。
さらに、さらに。月経困難症があって、腹痛がしがちな私は、腹痛がひどいと腹筋に力を入れられなく、腰を引き気味になってしまう。するとふくらはぎの筋肉が、緊張し始める。
こうして、緊張した足腰は、時として地面の凹凸の感覚をとらえきれず、柔軟に接地できなくて、突然、平衡機能の異常な感じをおこさせてくれたりする。
喘息や腹痛は、意外なところに影響を及ぼすのだな。改めて考えてみると、興味深いと思う。
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