婦人科のT先生の所へ行った。
「あけまして、おめでとうございます」
しばらく年始のあいさつ。
基礎体温表を渡しながら。
「先に言いますが」
「はい」
「乳汁が」
「あ! そっか。そうなったか」
「まず、基礎体温表を見るな。年末年始に月経困難症が重なった?」
「はい」
「大変やったな?」
「あの、年始になってから、そうなると、もっと大変だったと思うんで、ありがたかったです」
「なるほど、そうとも言えるわな」
「前の周期やけど、排卵があるな」
「ありますね。私もそれ思いました。体調も変わったし」
「それは、良かったな」
「ありがとうございます」
「で、今周期やけど。『何かのまちがい?』って、これどうしたん(笑)?」
「極端に低くなりすぎてるから、計り方が悪かったのかなって」
「うーん、でもな」
「はい」
「普段の体温陥落日と、周期的にあってるんよ」
「あ、え、あ!」
「だから、温度は確かにめちゃ低いねんけど、まったくの間違いとは言えないと思うで」
「そうですね、そうだったら嬉しいですね」
「で、カバサールやけど、どうする?」
「どう?」
「僕は、乳汁を早めに止めるのに、飲む方法もありやとおもう。皮膚炎がひどくなったら、かなわんな」
「はい」
「排卵は一応あるようなんで、カバサールのゴールは、皮膚炎が治ったらということにしよう」
「はい!」
「皮膚科の先生からは、何をもらってたっけ?」
「テラコートリル」
「そっか。それで頑張ってのりきろっか」
「はい、ありがとうございます」
「先生、これは、S先生に言うべきですか?」
「何を?」
「カバサール飲んでいること、皮膚炎を治そうとしていること」
「S先生とこへは、いつ来るの?」
「来月の初旬」
「そのときに、皮膚炎が治るまで、カバサールを飲みますってこととか、言えばいいよ」
「はい」
「いえるかな?」
子どもですかぁ私は。子どもやなぁ(自己ツッコミ)。
T先生は、折に触れて「ふゆうさんのおかげで……やなぁ」と言ってくれはる。
私はそのたびに、医薬品ではない大切な薬をいただいているのだと思う。
ありがとうございます。
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