婦人科のT先生のところへ行った。
「全体として、どうでしたか?」
「楽でした。というのは、眠くて一日中、眠ってしまうという日が、なかったからです。」
「眠い・・・」
「眠い」
「なんでやろな?・・・それって、痛いから、しんどいから眠ってしまう?」
「いえ、そうではなくて、眠くて眠くて、布団にもぐったままなの」
「それは、オーソM-21を飲んでいても、眠かった」
「はい、そうですね。プラノバールのときも眠かったよ」
「うーん・・・、では個々の症状を見ていきますけれど、痛みはどうでした?」
「あんまり変わらなかった。・・・あ!!」
「何?」
「あの、4月の初めに、耳の聴こえ方がおかしいって気づいたことがあって」
「耳!?」
「そう。それで、手術やってから7年たってて・・・」
「ちょっと待って、ちょっと待って、手術ってなに?」
「内リンパ嚢開放術」
「・・・メニエール病やな?」
「あ、はい」
「それで、聴こえなくなったっていうのは?」
「全部が聴こえないんじゃなくて、一部分聴こえなくなってることに、偶然気づいたの」
「それって、耳鼻科へちゃんと行ったん?」
「それそれ、そこやねんけど、聴こえないことはいいねん。ただ、黙ってても大丈夫かなって思ってたら、何回か胃痙攣起こした」
「ちょっと待って、ちょっと待って、なんで黙ってるの?」
「なんか、せっかくうまく行ってたのに、そんなん今頃言ったら悪いって思って・・・」
「胃痙攣を起こすほうが、悪いやろ」
「はい」
「それで、話はできた?」
「できた!!」
「胃痙攣を起こしたのが、排卵を起こしている時期と、だいたい一致する」
「そう、それを言いたかったの」
「排卵を起こす前にね、おりものが増えるという人がいます。これは、体が持っている抵抗力が弱ったり、バランスが崩れたりするから」
「はい」
「その時期に、皮膚炎を起こしたりもしていますね」
「はい。あ、よくおなか壊して下痢をする」
「それは、免疫というより、同じお腹の問題やからやな」
「はははは」
「まぁな、若いんやな」
「なにが?」
「こんなに早く、排卵の機能が戻ってくるというのはな・・・」
「ありがとうございます!!」
若いってことを「ぴちぴち」って表現するのは、かつて普通に行われていた。
今、本当に若い人は「ぴちぴち」なんて言わない。はははは。哀しいな。
今日もつい、言いそうになったよ「ぴちぴちの内臓なんだよ」って。
「で、これからオーソM-21は、無しでいけるかどうかやけど、いけるな?」
「はい!! 不正出血がないんが、楽です」
「あぁ、そう前向きにとらえてもらえると、こちらも嬉しいな」
「明日、外科やな」
「はい。M先生のところ、行くの!! 『M先生の仕事が楽になるといいのに』って、S先生が言ってたの」
「M先生な、めちゃくちゃ忙しいから、労わってあげましょう」
「はははは、はい」
「まじめな話、僕はS先生を知らないけど、S先生という人の言うことは分かる。あれだけ人柄がいいと、いろいろと集まってくるから」
多分、私があんまり大きなイベントを起こさなければ、M先生の助けになるかもしれない。まじめに生活しよう。
今日は、当帰芍薬散、ボルタレンSR、ブスコパン、ロペミンをいただいて、帰宅する。ありがとうございました。ぺこり。
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