今週、婦人科のT先生のところへ行く。T先生に、伝えてみたいことがある。
先日、喘息の記録を整理・抜書きしていると、極端な傾向に気づいた。それは月経周期の、8日目、17日目、25日目に、喘息の発作を起こしてしまうということだ。理由のメモまでは取っていない場合もあったが、ほとんどは「雨」「湯気などの物理的刺激」といったことで、それ以外の日にも起こっているような出来事だ。しかし、この日だけは、なぜか喘息発作に発展してしまう。
私ははじめ、T先生が様々な策を講じて、自分の状態を良くしようとしてくださるのが、少し戸惑ったことがある。それは、自分の側に「これ以上、良くならなくても、悪くなるよりはいい」という考えがあったからだ。
最近、F先生という先生を、よく思い出す。それは、今の病院の婦人科で初めて診て下さった先生だ。私は最後の診察のとき、F先生から「新しい勤務先では、ハイリスク妊娠を扱う仕事をするため、ふゆうさんを最後に、婦人科の患者さんは診られなくなる」とおっしゃっていた。今、F先生がどこにいるのか、自分は知っているけど、F先生は私のことを覚えているだろうか? 毎週木曜日の午後に呼んで、話を聞いてくれたF先生、病院・お医者さんの仕事について教えてくれたF先生が、大好きだった。
F先生は、メイロンは一般名を炭酸水素ナトリウムというんだよ、と教えてくれた。なんだかそのことが、印象に残っている。ナサニールの話とか、もっともっと、話したことはあるのに。
F先生は忙しいのだろうと思う。いつかF先生が私のことを気にすることがあって、探し出してくれようとしたときに、すぐに見つかるくらい、輝いていたい。
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