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普通の日はないんですか!?

「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。

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「夜回り先生」の変化(小さな幸せレシピ17)

※※※小さな幸せレシピは、医学的根拠に基づくものではなく、私の趣味に基づくものです。素っ頓狂な方法も含まれている可能性があります※※※

「夜回り先生」として有名になった水谷修先生の本を、読んだことはありますか。 本や水谷先生のお話は、漫画化もされていますし、多数の講演を行なわれてもいますので、夜回り先生をご存知の方は、多いでしょう。

しかし、「夜回り先生のねがい」という本を「これを最後の本とする」とおっしゃっています。もちろん、本に書けないご事情も多数おありのことと思いますが、大きな理由として「子供を追い込んだ大人を憎む」という観点に、偏り過ぎていたことの反省、を挙げられています。

メニエール病が重症化して苦しんでいる人の中には、周囲の理解を得られず苦しんだ、という方もいるかもしれません。また、そもそも周囲とうまく行かない、人間関係のトラブル、過労などでストレスがたまっていて、メニエール病になってしまった、という人もいるかもしれません。私も、そういうところがありました。

今、苦しんでいるあなたに、一つの考え方として提案できることがあります。

その提案の前に、夜回り先生の本についてのお話に戻ります。水谷修先生は、このシリーズだけではなく多数、発売がされています。

しかし、初めの頃のものと、最近のもので大きく異なる点があります。

それは・・・。

「なぜ、子供たちが苦しい状況に追い込まれたのか」

という点を重視する書き方だったものが、段々と

「どうやって立ち直っていったのか」

を重視する書き方へと変わっていっていることです。

ひとつの大きな理由は、「過去を癒してから、未来へ向かう」という方法には、時間がかかるということ、「余計つらくなる」という場合があることなども、理由でしょう。

私にも、医師のもとで、そのような治療(暴露法など)を受けたことがあります。それは、一定の効果があったことは、確かです。しかし一方で「余計つらくなる」時期を、どう乗りきるかという問題も、実感として迫ってきました。私には信頼できるお医者さんがいましたが、水谷修先生のように、たくさんの「生徒」さんがいらっしゃる人が、その全部を引きうけていくということは、あまりにも、大変だっただろうと思います。水谷修先生は「過去のことはいいんだ。今日から生まれ変わるんだ。明日をつくっていこう」という論調に、段々と変わっていかれています。

変わったもう一つの理由として「子供を追い詰めたり、放置したりした大人を憎む、という視点に偏り過ぎたのではないか」という反省を挙げられています。大人だって、何らかの苦しみを抱えていたのではないか? 子どもを追い詰めてしまった後、後悔していたのではないか? 本来、大人とは優しいもので、幸せとはすぐそばにあるもの、それに子供たちが気付く機会を、もっと持てればよかったのではないか? こうした論調に変わっています。

メニエール病は、他の病気や怪我とは異なり、他の人から見て分かりづらい症状が多いです。そのために、周囲の人から怠け、サボりだと思われて、つらい思いをした場合もあるかもしれません。症状が重症化して、仕事や学校を休まざるを得なくなったかもしれません。

しかし、このとき「発病・重症化したのは、自分以外の誰のせい、何のせいであったのか?」を考えることは、この際、やめてみませんか? 水谷修先生もおっしゃるように「今日から、どうやって生きて、どういう明日を作るのか」ということのほうが、大事に思えてきませんか?

もちろん、今後、重症化させないために、「何がいけなかったのか?」を考えることは大切です。しかしそれは、「未来のための分析」であれば有効ですが、後悔であれば、哀しいだけです。

過去を思えば後悔ばかり
未来を思えば不安ばかり

病気のときは、こうした心境になりやすいものです。この言葉は裏を返せば「今」が抜け落ちている、ということでもあります。今つらいのは、あなただけのせいでは、ないかもしれません。誰かのひどい言葉、ひどい行動が原因だったかもしれません。しかし、あなたの人生を誰かに代わってもらうわけにはいかないのも、事実です。

水谷修先生は、最後の本の最後で、子供たちへ「憎んでもいいし、泣き叫んでもいいから、大人に心を開いてみて」と呼びかけています。

メニエール病を理解してくれなかった誰かに、心を開くことは、難しいかもしれません。しかし、怖いのは「どうせ誰も理解してくれない」と、自分から目をふさぐことで、「本当に理解しようと努めている誰か」を締め出してしまうことや、「無理解を反省して、明日をともに作ろうとしてくれる誰か」を拒絶してしまうことです。

私も、人の優しい心がわからなくなった時期がありました。しかし、何年も経ってからですが、その方が「あなたの苦しみを分かった」と告げてくれたとき、何年分もの悲しみ・苦しみが一気に溶けてしまった経験があります。残念ながら「苦しみがわかった理由」が「その人自身が病気になったから」という者だったので、とても複雑な気持ちになったり、むしろ「そんな分かり方なら、してくれなくても良かった」という気持ちになったりしました。

「どうせ誰も・・・」と決め付けないで、少しだけでいいので、心を開いてみてください。

私は、「過去を癒してから、未来へ向かう」という方法にも、一定の効果はあると信じています。私もそれで癒された経験があります。専門家の指導のもとでそのような治療を受けられるのが、理想的でしょう。

しかし、「そこまでは・・・」と思うのでしたら、自分で「自分史」を書いてみる、というだけでも、ずいぶんと癒される場合があります。「ライティング・ヒーリング」という方法が実際にあり、これも専門家の指導のもとで行うことは理想的ですが、自分で書いてみるだけでも、ずいぶんといやされます。また、森田療法という精神療法にも、日記を用いた治療法があります。

私は、かつて書いたことがありますが、読者の体験談を漫画化して、1万円の原案料をくれる(賞を取れば30万円という場合も)、といった企画を行なっている雑誌に、採用してもらって1万円をもらったことがあります。こういう雑誌に投稿して、漫画化された体験談を読むと、なんだか癒されます。どの作品かはおおっぴらには書きませんが、今でもその漫画を手元においています。

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