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普通の日はないんですか!?

「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。

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「永遠の夜に向かって…」佐伯かよの を読んだ。

永遠の夜に向かって…(1) (講談社漫画文庫 さ 11-8)の画像 永遠の夜に向かって…(1) (講談社漫画文庫 さ 11-8) 佐伯 かよの の画像

「永遠の夜に向かって…」は、以前、途中まで読んでそのままになっていたので、文庫版が発売されたのを知り、早速購入した。

「心残り」がなくなるまで、天国へいけない。周りの人が、さまざまな思いに折り合いをつけて、天国へ旅立っていく中で、主要な4人の登場人物は、「心残りが何なのか?」すらわからないまま、最後まで天国へいけない・・・という設定で、物語は進む。

私が「良かったな」と思ったのは、最後に4人が天国へいけるだけではなく、この4人のことをずっと気にかけていた人が、一緒に天国へいけたということだ。

個人的なことになるが、私の祖母は、生前ある宗教を信仰しており、「それで祖母が幸せになれるなら、別に良いのでは」と思っていた。

ところが、天国へ旅立つ数日前より、祖母は「もう神様を信じない」と言うようになった。その豹変ぶりに驚き、私は自分の耳を疑った。あんまり驚いたので「神様がいてくれへんかったら、もっとひどいことになってたかもしれへんよ」と、反射的になだめることしか、できなかった。

80年近い人生を「信じる」ことに生きてきたのに、最後の数日間で「信じる」思いをぶち壊してしまう、そんな人生って何なんだと、正直思った。

「永遠の夜に向かって…」で、4人の登場人物が最後まで「天国へいける」と信じていられたことが、一番素敵だと思う。「信じる」という気持ちを持つことで、つらい場面を乗り切ったり、幸せが人生を送ったり、最後に満足して天国へ旅立ったりできることはある。逆に「信じない」ということで、楽になれるのなら、それもまた一つだな、と今は思う。

ただ、人生の最後の数日で、それまでの思いをぶち壊すような信じ方は、すごくもったいないような気がするのだ。

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