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普通の日はないんですか!?

「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。

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メニエール病悪化防止のための「私の10か条」

印象に残っているK先生の言葉があります。

メニエール病の8割は内服・生活指導・心理状態の改善などで治る。
治らなかった2割のうち8割が、内リンパ嚢開放術などの外科的治療法で治る。

 「メニエール病経過フローチャート」もご覧ください。

メニエール病を悪化させないために、私が心がけていることがあります。書いているうちに、ちょうど10個あることに気づきました。10か条。十戒。なんかカッコいいですね。


■治そうとしない
「何じゃそりゃああぁあ!!!!」と思われることは、わかっています。
ただ、メニエール病というのは、国の特定疾患なのです。医療のプロが何年も研究に研究を重ね、それでもツッコミどころ満載な病気なのです。それを、素人が「ちょこっとなんかした」くらいで、太刀打ちできるはずはないのです。
治すのではなく「付き合っていこう」と思えると楽になります。


■「私は良くなる」と決める
再び「何じゃそりゃああぁあ!!!!」と言われそうですね。
人間は「目標がハッキリしていると、格段に実力が伸びる」という傾向があります。試験前だけ勉強する力が発揮できたり、イベント前になるとダンスや芝居が上手くなったりする経験は、ありませんでしたか?
メニエール病に関しても「治る」と決めて、治った自分をリアルに想像することが大事です。
治ったら、仕事をしますか? 趣味を再開しますか? 新しいことに挑戦しますか?
何でもいいので、「治る」と決めて、その自分をリアルに想像しましょう。そして、治ってない今でもできることを、一つ一つやっていきましょう。スクールや教室の資料を取り寄せるとか。自宅でもできる範囲で、自学自習を始めてみるとか。楽になります。


■「一知半解知らずに劣れり」を自覚する
メニエール病のことを知りたければ、インターネットで簡単に調べられる時代です。自分の病について「正しく」理解するのは、重要なことです。
ただし、メニエール病というのは、専門家たちが何年も研究を重ねて、それでも「わからない・・・」という部分が多い病です。素人が、パソコンの前で数時間、格闘したくらいで「知ることができる」のは、ホンの一部です。あるいは偏った情報である可能性もあります。
過剰な恐怖心を持ったり、怪しげな治療法に過大な期待を持ったりすることは、治癒を遅らせます。
「一知半解知らずに劣れり(中途半端な理解をするよりは、何もしらないほうが、まだマシだということ)」を心しておきましょう。


■わかってくれない人を恨まない
メニエール病は理解を得にくい病気です。めまいを経験したことがない人には、めまいのつらさなんてわからないのです。
これは、あらゆる事象にいえます。介護をしたことのない人に、介護のつらさはわかりません。仕事をくびになったことのない人に、くびになるつらさはわかりません。失恋した事のない人に、失恋するつらさはわかりません。メニエール病だけが「わかってもらえる」はずなんてないのです。


■なぜ耳の病気になったのか考える
私たちは体全部が耳でできているわけではありません。脳や目や鼻、顔、首、胴体、四肢、筋肉、骨など様々なものでできています。
それなのに、なぜ耳の病気になったのでしょうか? 私は自分が耳の病気になったのは「聞きたくない」という気持ちの現れだったと思います。そして、心理状態のアンバランスさは「平衡機能がぶっ壊れる」という形で現れたのだろうとも、思います。
この結論が正しいかは、わかりません。ただ「メニエール病を機会に『自分のことを反省する』ことができた」のは、貴重な経験だったと思うのです。


■1日1度は笑う
笑いは健康状態を向上させ(るような気がし)ます。人間には「これを思い出すと、爆笑してしまう」という思い出が、1つや2つあるものです。夜、寝る前にそれを思い出して、笑いましょう。お布団が冷たくても、笑っていると温かくなります。
私は笑い話コレクターを10年続けています。おかげさまで500を超える笑い話を集めることができています。そのため、1日何度も笑うことができて、ありがたいと思います。
 集めた笑い話


■1日1度は堪える
理不尽なことを言われたとき、どうしていましたか? 言い返していましたか? 泣いていましたか?
一度でいいので「堪えて」みてください。「許せない」という気持ちを、言い返したり、泣いたり、わめいたり、誰かを恨んだりするのではなく、まず自分のなかにおさめる。そのことを、1日1度でいいので、行ってください。
対象は誰でもかまいませんし、言葉の内容はなんでもかまいません。たとえば、いきなり「しね」などの暴言を吐かれて、耐えられる人はいないでしょう。しかし「その髪型、似合ってないよ」レベルのことなら、ぐっと堪えることはできるでしょう。
そして、その思い出に執着せず、手放すことです。1日1つだけなら、簡単に手放すことができますよ。


■「嫌々やる」ことをなくす
仕事、家事、ご近所づきあいなど「嫌だ」と思っていると、不思議に「嫌な点」ばかり見えてきます。
「掃除機をかける」という行為も「嫌々やる」と、なぜか掃除機の騒音が嫌になったり、乱暴な掃除の仕方になったりします。「がしゃんがしゃん」うるさい掃除の仕方をしていると、周りの人にも「嫌々やっているな」とわかってしまいます。
「私たちがお風呂に入れば気持ちいいのと同じ。家だって掃除をすれば、喜んでくれるよね」と思いながら掃除をしましょう。そうすれば、きれいになった家が「喜んでいる」ように見えてくるものです。
そうすると自分自身が、すごく楽になり、嬉しくなりますよ。


■元の自分に戻ろうとしない
残念ながら「100パーセント元の自分に戻る」ことは、できないかもしれません。同じ仕事につけないかもしれません。今までよりも体力が劣るようになったと感じる人も、いるかもしれません。
しかし、これを機会に考えていただきたいのです。「元の自分に戻ること『だけ』が、幸せなのか?」と。
仕事のペースを緩めることで、見えてくるものもあるかもしれません。家事なども、自分だけで背負い込むのではなく、ご家族の協力を得ることが、結果的にはご家族の家事力をアップさせるなど、良いことがあるかもしれません。そして、病を得た今でなければ、できないことがあります。
元の自分に戻ることだけが、最高の幸せなのかどうか、考える機会が来ているのです。


■メニエール病でないと経験できないことをする
私がメニエール病の診断を受けたのは、22才のときでした。初めて「聴力に異常があるようだ」と指摘されたのは、もっと昔、17才のときでした(ちなみに今は実年齢33才、精神年齢鑑定では55才(←ホンマです))。
このような年齢で、メニエール病の大変さ・周囲の心配・驚きなど想像できるはずもなく、1日1日を夢中で過ごしてきました。
ただ、振り返って思うのです。現代は、自分が挑戦しようと思えば、何でもできる時代です。しかし、病気にだけは「挑戦したいから」といってなれるわけではない。私は神様からの贈り物をいただき、様々な経験を積ませていただいて、ここまで生きてきたのだと。こうやってホームページを運営していることもその1つです。

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