私は、「がっかりしたくない」という思いが、すごく強いんだと思う。
「がっかり」が何かというと、
「昨日と今日で言うことが違う人とは、もう付き合いたくない」
「やっとの思いで信じることができた人に、あっさり約束を破られるようなことは、二度とごめんだ」
という思い。
なぜ、そういう思いが強くなったのかは、精神科の先生とも話してきて、なんとなく
「こういう理由で、私はこう考えてしまうのだ」
というのが、今は分かる気がする。
ただ、あまりにもこの思いが強いと、
「あなたは、私との約束を守るよね」
と見張るような気持ちになってしまう。
そして、ほんの些細な出来事(裏切りとは言えない、過失のようなこと)があるだけで、
「今までの苦しさを乗り越えて、やっと信じる人に出会えたのに」
と、一気に失望してしまうことになる。
失望するというのは苦しいけれど、同時に安心感がある。
「あぁ、この人だって、他の人と同じだ。もう信じなくていいんだ」
という気持ちになれるから。
私にとって、それほど「人を信じる」ことはハードルが高く、そしてその高いハードルを超えた分だけ、相手にも負担になってしまうのだろうと、今は思う。
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