Sさんに会った。
「おばあさんのこと、大変やったんやて?」
「そう、残念ながら・・・」
「前に、内臓の写真、穿孔起こしてるのとか、見せてしまったやんか。それでその後すぐって聞いたから、びっくりした」
「そう・・・、あ、でもあの写真を見てたから、祖母の内臓にも抵抗がなかったように思う」
関連記事「なぜそんな写真が必要だったの?」
http://www.mypress.jp/v2_writers/fuyuu/story/?story_id=1751092「酒なぁ、どのくらい飲んでるの」
「ビール一本(350ミリリットル)と、焼酎をコップに1〜2杯(氷も入れる)」
「ビールはえぇとして、焼酎の部分やなぁ・・・」
「飲みすぎ?」
考えてみたのだが、一合=180ミリリットルなので、ビール飲んだ上に、日本酒を一合〜一合半飲んでるってことになる。
「私が思うに、現在の量的にはそんな問題はないと思うねん。ただ、段々増えていたところや、酒がなければ、料理用の酒を無理やり開けてでも飲む、というふうになってきたところが、問題やったと思うねん」
「やっぱり、そうですよね」
「あのな、アル中(アルコール依存症)の人ってな、ヘアトニックでも飲むっていう場合がある」
「えぇえ!!」
「まだ、料理用の酒をあけて、というくらいなら、可愛いもんやと思えるけど、やっぱりそこで、ないから我慢するか、っていうのが普通やんか」
「はい」
「我慢できんからって、料理用の酒を空けて飲む、っていうのは、ちょっとやっぱりな」
「はい」
「まぁ、コンビニに行ってこよ、と思って服でも着替えてるうちに冷静になれるかもしれへんから、まぁ、今後は、我慢するかコンビニに行くか。料理酒はあけない!!」
「はい!!」
でも、Sさんは、酒を持っていったら喜んでくれたので、こちらも嬉しくなった。酒が大好きなSさんが大好きだ。
「祖母の祭壇の写真、持ってきました」
「・・・仏教に比べて、すっきりしているように見えるな・・・」
「これに、法事のとき(二十日祭、三十日祭、五十日祭)は、三方をもっと出して、神饌をする」
神饌(しんせん)とは、お供え物のこと。私の属する宗教では、普段のお米、お水、お神酒などに加えて、鯛、乾物、野菜、根の物、果物、お菓子などを備える。
Sさんとは、思い出話をした。といっても同時期に高校生だったといったわけではないので、それぞれの時代がどうだったか、という話などをした。お互いにやんちゃな高校時代・・・。
ただ、まだ話してないことがあるんだよな。
家庭教師のバイトの話はしたけど・・・、占い師のバイトってのもしてたんだよな・・・。どうしよう、恥ずかしくていえない。イメージが違いすぎるから。
イメージが違うといえば、もう一つ話題があった。
「同級生に最近再会したって聞いたけど」
「うん、そうそう、その通り」
「でも、私が思うに、同級生は戸惑ってるやろうな・・・」
「やっぱりそう思う?」
「だいぶ、イメージが変わってることに、戸惑ってるやろうな」
そうだな、私自身が過去の「若気の至り」を自分で受け止められるようになってきたのって、最近のことだからな・・・。
「Sさん、写真撮っていい?」
「いいよ、デジカメは撮り直しがすぐできるんがいいなぁ」
2回目のが、Sさんのお気に入りになったようだ。
「あ、ブログに乗せたらあかんで」
「はははは。まぁ、Sさんのファンがこれ以上増えたら、私とMさんが蹴落とされそうやもんな」
「(他の方へのお菓子を)ありがとう。そして酒、もっとありがとう」
「ばいばい、仕事頑張ってね」
「うん、またな」
Sさんの写真を見ながら、なんだかワクワクした気持ちが続いてた。そのうち、デジカメの電源を入れなくても、デジカメを見るだけで、ワクワクする気持ちになってきた。
こうしたことを催眠療法や心理学などで「アンカーリング」といって、これをうまく利用して、自分の中の「素敵な気持ち」を増やすトレーニング法もあるそうだ。
さて、Sさん、今日もありがとうございました。
Sさんの写真、大事にするよ。写真を見るだけで、楽しい気持ちが呼び起こされるよ。
あと、10月12日は、私の誕生日。
Sさんが ノートに HappyBirthday って書いてくれてありがとう。とても大事にするよ。
自分の生まれた日は、単に祝ってもらう日というだけではなく、自分の周りの人に感謝する日。だから、Sさんにも最大の感謝を。
またね、Sさん。また会おうね!! 今度は内臓のアルコール消毒ができると楽しいかもしれないね。
参考記事)
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