最近、髪が伸びて「一生で初めての長さ」のロングヘアを楽しんでいる。
今朝、目が覚めて、パンを食べようとした時、何気なく髪をかきあげた。
べり・・・べりべり・・・。
え? べりって何? 何の音だ? し、しかも髪の毛が動かない!? 手が抜けない!?
鏡を見ると、背中の皮膚炎の部分から出血して、血餅で髪が背中に貼り付いていた。「べりっ」ていうのは血餅が引きはがされる音だったのだ。
思うんだけれど、血液は「体内にあるときは、生命の維持に欠かせない重要な成分」なのに、体外に出たとたん「汚物」と考えられてしまう。なんだかナンセンス。
もちろん、血液を通して感染症が起こったり、他の物を腐らせたり、不用意に血液を扱うと良くないことがあるけれど、それでも血液というのは美しいと思う。
昔、ある方にお願いして、安全と確認されている血液を触らせてもらったことを思い出す。その人は覚えているかな? 医療関係のなかでも、特別によく血液に接する方だったので。輸血しなくて済むように、出血を最小限に抑えることを、心がけているんだとおっしゃっていた。あの血液だって、美しかった。
しかしながら、私の髪に付着した血餅をこのままにしておくのはよくないので、泣く泣くながら洗い流すことにする。ごめんね血液。。。
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