婦人科へ行ったら、看護学生さんが研修に来て、机の隣に座っていた。緊張している様子だが、モダンな雰囲気で笑顔の可愛い人だ。
しかし私は、激しく謝罪しなければならない。今日の私の診察が彼女のトラウマとなってしまったらどうしよう。。。
「明日、精神科のL先生のところへ行くから、なんか書いて」と婦人科のT先生にお願いしながら、L先生の写真を見せる。するとT先生は「ほら、東方神起の人みたいな綺麗さやろ!!」と看護学生さんに見せる。この時点では「うわぁああ!!」と嬉しそうに笑ってくれた看護学生さんは、いい人だ。
「僕、文才がないからなぁ。。。何を書いたらいいか教えて!」
「・・・ふゆうは、めっちゃいい娘で素敵で最高だから、愛してください」
「はははは。
怪しいことは書けんよ(笑)」
「はははは」
「真面目な話な、僕だけやったら、フォローしきれん事態やったやろ? 精神症状の面では、L先生のフォローがあるからというので、こっちは安心して治療ができた面が、大きいやんか」
「はい」
「だから、本当に助かったんは事実やから、どう書いたらいいかなぁ。。。
僕が変人やと思われんように。。。」
「・・・ふゆうは、いい娘で可愛くて最高だから、愛してください」
「・・・『愛してください』はともかくな」
「はい」
「前半部分は、
僕が言わんでも、他の先生も百も承知やと思うけどな」
はぁあああああ!!! しびれるわ、T先生!!! 素敵、最高!!!!!!!!!!!
T先生は「僕は文才がない」って言うけど、そういう言葉自体はすぐ見つかるのがすごい。 素敵、最高!!!!!!!!!!!
「なんかなぁ、ベテランの看護師さんがどっか行ってしまって、学生さんと僕と、二人だけにしてくれようとするねん(笑)」
「私というものがありながらっ!! 若い人のほうがいいってこと!?」
「そんなことないって、僕は浮気なんかしないから心配するなって(笑)」
「うん、絶対やで!!」
ところで、看護学生さんの固まり具合が、なんか心配になってきた・・・。
「ほら、これが外科のS先生だよ」
「・・・」
「S先生、知ってる?」←T先生
「あの、この病院へ来たのが初めてなんです」
「え、そうなの?」←T先生
「え、そうなの?」←ふゆう
「はい」←学生さん
うわぁあああ。。。さまざまな意味で刺激が強すぎるよね。。。
「記念にT先生の写真、持って帰る?」
「え・・・?」
「いい先生だよ」
「はい(笑)」
「たまたま、居合わせただけの人に、
僕をそんなに売り込んでどうすんのよ(笑)。 押し付けたらあかんで(笑)」
「ははははは」←ふゆう
「ははははは」←学生さん
「さて、ほしい薬は?」
「ボルタレンSRの回数を多めに出してほしい」
「分3で14日分という形やけど、もっと日数を出すということ?」
「そう、そうできればお願いしたいです」
「はい。そのようにしましょう」
「で、ナウゼリンとブスコパンを」
「ナウゼリンって・・・1年前やで。懐かしいな」
「それと欲しいという点だけを言えば、ソセゴンとロヒプノールとアンペックとサイレースがいいなぁ」
「はいはいはいはい(笑)。
ど こ で お ぼ え た ん (笑)? そんなことおっ!!」
「はははは。無理?」
「うん、無理。そんな処方したら呼吸が止まるからな、本当に。弟さんに迷惑かかるで」(弟は薬剤師です)
看護学生さん。初めて来た病院で、へんなやつに会ってしまったね。ごめんね。
本当に笑顔が可愛いかったよ。素敵な看護師さんになると思っているからね。
がんばってね!! 最後まで笑顔で見送ってくれて、ありがとう!! またどっかで会おうね!!
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