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普通の日はないんですか!?

「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。

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心までメニエール病にならないようにしよう

心がメニエール病のことで一杯になってしまったら、他のものが入ってくる余地がなくなる。楽しい話を聞いても、それを「楽しい」と感じる余裕がなくなってしまう。悲しい話を聞いても、共感し涙を流すということが、できなくなってしまう。

だから「心までメニエール病にならないようにしよう」と決めた。

人間は「曖昧な状態」では弱くなり「決める」ことができると強くなることができるように思う。たとえば「今から夕飯を作る」と決めたら、たとえめまいや耳鳴りが強くても、なんとか作ることができる。でも「今日は夕飯作ろうかな、それとも誰かに家事を代わってもらおうかな・・・?」と迷っていると、弱くなる。サボってしまう事だってある。

それと同じ。「心まで病気に奪われないようにする」と決めたら、本当にそうなった。

先日「病気の人との付き合いをしたくない」という考えの人から、絶縁メールをもらった。以前の私だったら、そういう人にどう接していただろう。取りすがり、纏わりついてでも、その人の考えを変えてもらおうと、必死になったかもしれない。

でも今は、不思議と落ち着いている。

「そういう人がいるのが、現実というものだ」って、思ってる。

その人に取りすがり、纏わりついてこっちを向いてもらいたくなるってことは「私の心がメニエール病を意識しすぎている」ということだと、今なら分かる。

たとえば「背の高い人が好き」「背の低い人の方がいい」「同じアーティストを好きな人がいい」「違うアーティストを好きな人と情報交換がしたい」「メガネをかけている人がいい」「化粧の薄い人がいい」など、人に対する好みというのは、様々だ。

それと同じレベルの話とするのは不謹慎かもしれないが、それでも「病気の人は嫌い」っていう人がいても、仕方ないのかもしれない。「病気の人は嫌い」っていうと「ひどい人ね!!」って言われるけど、「外見が嫌い」って言うのと変わらない。むしろ「外見が嫌い」って言われたら、なんかもう立ち直れないけれど、病気だったら「治す」っていう手段がある。

心までメニエール病にならないようにしよう。心をメニエール病で一杯にしないようにしよう。

そうして、世界にはたくさんのステキなものが溢れていることを、もっともっと感じていこう。

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思い出してください、弱い阪神タイガースを(小さな幸せレシピ15の2)

メニエール病の症状であるめまい発作を予防するには、ストレスを軽減したり、小さな楽しみを持ったりすることが、有効です。私が持っている「小さな楽しみ」をご紹介します。

※※※ただし、医学的根拠に基づくものではなく、私の趣味に基づくものです。素っ頓狂な方法も含まれている可能性があります※※※

今シーズン開幕以来、なんだか冴えない試合が多い阪神タイガース。幸いにも今日は勝利を収めましたが、江草とジェフの投球内容には「果たして大丈夫か?」と思わざるを得ません。

しかし、だからといって私は「阪神タイガースのファンをやめよう。そうすることでストレスから解放されよう」なんて言うつもりはありません。「現実を冷静に見つめながらも、それでも阪神タイガースが好きだといえる」ということが、ファンであるということだと、私は思います。

現在メニエール病にかかって苦しんでいる方々は、18年間も阪神タイガースが優勝できなかったことを、ご存知でしょう。

常負球団・弱小球団であった阪神タイガースのファン心理について、ある方が解説してくれました。

1.阪神が勝つ → 喜ぶ
2.阪神が負けても、巨人が負けたら → 喜ぶ

そう、これは1.だけですと、喜ぶ回数が少なすぎるから、2.が現れたのです。現在、中日が負けると・・・、も加わっています。

私は、メニエール病の人々が、野球を観戦(テレビ・ラジオ)できるのは、たのしくて、ストレス解消にもなるので、とてもよいと思います。

しかし、今シーズンこれまでの戦いを見て、どうかがっかりしないでください。どうか、思い出してください。18年間を。4年連続最下位だの、N監督の妻が脱税やら経歴詐称やらなんやらした、だの、不名誉な話題しかなかった時代を。

2002年に「4位だ!!」「最下位脱出だ!!」と、まるで優勝したかのような歓喜の声を上げていたことを、思い出してください。

確かに現在の阪神タイガースには、不安材料がいっぱいあります。正捕手と守護神を欠いての戦いは、確かに不安ばかりです。

でも、それがどうしたと、言うのでしょう? 18年間の暗黒時代、不安のなかった年なんてありませんでした。今さら1年くらい、不安でいっぱいの年があったって、大したことはありません。

強い阪神タイガース。無敵の阪神タイガース。ここ数年の戦いぶりを見て、そういう幻想を持ってしまうのは、よく分かります。

でも、たかが数年の戦いで、18年間にわたって構築された価値観を、一気に覆すのは無理なのです。

負けたっていいじゃないですか。元に戻っただけです。

こういう考え方を、負け犬根性というのかもしれません。しかし、あなたのメニエール病が「また負けた・・・」というストレスで悪化したとしても、阪神タイガースが何かしてくれるわけではないのです。

阪神見るなら、冷静に。

このことが重大なポイントとなるでしょう。

また、負けた後、冷静になる訓練は、メニエール病の発作が起こったとき、精神的な興奮を抑えるための訓練にもなります。自律訓練法、自己暗示法など、方法はあります。是非身につけておいてください。

※※※ただし、医学的根拠に基づくものではなく、私の趣味に基づくものです。素っ頓狂な方法も含まれている可能性があります※※※

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世界で一番信じている人

私はこの季節になると思い出してしまう、ちょっとつらい思い出がある。

ある日、友人だと思っていた人から「欠陥品」とののしられた。それは私の身体的な特徴をあげて、ひどくののしる言葉とともに、言われた。

私はこのときから「人を信じることで、傷つくということが嫌だ。もう誰も信じるものか」と思うようになった。

こんな私にも、今は信じることのできる人がいる。とはいっても「信じられる」とはどういうことだろうか? 考えても考えても、簡単に答えが見つからなかったのだけれど。

あるとき「私は、他の人には耳のことを話せないでいるけれど、この人にだけは『耳が聴こえなくなったから、嫌われるかも』なんて心配は、一切したことはなかった」と思った。

「信じられる」というのは、そういうことなのだろう。

たった一度だけ「友達になれる?」「なるよ」という会話を交わしただけだけれど、ただずっと信じている。その人が私の世界で一番信じている人。

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あの日「コーヒーにかつお節を入れると美味しいんだ」と言ったばかりに・・・。

私は「コーヒーにかつお節を入れると美味しい」と思っている。でも多くの人はそう思っていない。いつも迫害され、異端視されてきた。

いつか意地になって「誰かに、絶対分からせてやる」と意気込んでいた。

そんなとき、メニエール病の内リンパ嚢開放術が決まり、入院をした。イソバイドの味が独特だということは広く知られていたが、私はけっこういけてる味なのではないかと、思っていた。

さて、私は口下手だが、先生と話したいことがたくさんあった。そのため、ある日会話用のノートを作って、先生へのメッセージを書くことになった。

そしてそのはじめに「コーヒーにかつお節を入れると美味しいんですよ」と書いた。それを読んだ先生が「きっかけは何だったの?」と聴いた。
「かつお節が置いてあったから」
「普通は置いてあったって、入れようと思わないよ」
「そ、そうかなぁ・・・」
「そういう味覚の人が、イソバイドは美味しい、いけてるっていうんだな・・・」
「あ、じゃあ!!じゃあ!! これからまずはコーヒーにかつお節を入れて飲ませてみて、「美味しい」って言った人には「イソバイドだっていけてますよね」って言ってみよう!!」
「・・・ていうかさぁ、コーヒーにかつお節入れる人の味覚なんて、誰も信じてくれないんじゃないの?」

・・・K先生、それって冷たいよ・・・。

それから、私は一人でも「イソバイドは美味しい」と思ってくれる人にめぐり合いたくなった。

だから、手術の話を書くことで、多くのイソバイド経験者と出会えるなら、やってみようと思った。中には「美味しい」という人もいるかもしれないからだ。

「コーヒーにかつお節を入れることは、本当に美味しいね」と誰かにいってもらいたくて、その人がイソバイドも飲んで、「これだって大丈夫、美味しいよ」と言ってくれる、そんなシチュエーションに憧れた。それはまだまだ実現していない。

思えばあの日「コーヒーにかつお節を入れたら美味しい」と、耳鼻科の先生に訴えているという状況そのものが、一種の変な状況だ。そしてあの発言をしたばかりに、私は何年もこのブログを運営しているのだ。

コーヒーにかつお節。イソバイド。それらはどちらも、美味しいんだよ。

ただ、それを言いたかっただけなのに、いつのまにかこんなブログを作っちゃった。それから何人もの人と交流をして、本当に手術を受けたという人もいて、それはそれで幸せだった。

だけどできればイソバイドってステキ、っていう人が現れてほしい。私はそういう人となら、一緒にコーヒーを飲んで、かつお節を入れて楽しめると思うのだ。

という具合に、今日は、過去の思い出を振り返ってみました。

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私がパイロットケースになる。

私はいわゆるSOHOで、ライターをしている。

あるとき、耳鼻科の先生から次のような言葉を、いただいた。

「今、メニエール病をはじめとする病気で苦しんでいる人がたくさんいる。あなたがそうやって生きていくことが、他の人への道しるべとなるかもしれない。メニエール病の人は、重症になれば家から出られないという人もいるけど(私もそうでした)、家から出なくても働ける手段があるかもしれない、と希望の光となるかもしれない。だから頑張って生きて」

仕事がつらくなったとき。介護がつらくなったとき。家族とうまくいかないとき。

この言葉をプレッシャーと感じたこともあるし、逆にこの言葉があるから、頑張れると思ったこともある。

ただ、良いことも悪いことも含めて、私がパイロットケースとなることで、誰かの役に立てば良いと思う。その気持ちだけは、忘れずに持っていたい。

良いことも、悪いことも、メニエール病をはじめとする病気の人にしかわからないことも、いつか私の経験が誰か、一人、二人でもいいから、誰かの役に立つなら、本当に嬉しい。

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