私はいわゆるSOHOで、ライターをしている。
あるとき、耳鼻科の先生から次のような言葉を、いただいた。
「今、メニエール病をはじめとする病気で苦しんでいる人がたくさんいる。あなたがそうやって生きていくことが、他の人への道しるべとなるかもしれない。メニエール病の人は、重症になれば家から出られないという人もいるけど(私もそうでした)、家から出なくても働ける手段があるかもしれない、と希望の光となるかもしれない。だから頑張って生きて」
仕事がつらくなったとき。介護がつらくなったとき。家族とうまくいかないとき。
この言葉をプレッシャーと感じたこともあるし、逆にこの言葉があるから、頑張れると思ったこともある。
ただ、良いことも悪いことも含めて、私がパイロットケースとなることで、誰かの役に立てば良いと思う。その気持ちだけは、忘れずに持っていたい。
良いことも、悪いことも、メニエール病をはじめとする病気の人にしかわからないことも、いつか私の経験が誰か、一人、二人でもいいから、誰かの役に立つなら、本当に嬉しい。
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