循環器のP先生のところへ。
「調子はお変わりないですか?」
「はい、あ、今年もよろしくお願いいたします」
「はい、よろしく」
「あの、今日ちょっと(脈が)速いし、なんか血圧も高めです」
「おぉ、ホンマやな。聴診しよっかな」
……
「よし、確かに速いのは速いんですけれど、心配な種類の音が聴こえるわけではないので」
「そうですか」
「そう、気にしなくてもいいでしょう」
「ありがとうございます」
「ちょっとは肥えた?」
「あ、あのたまに、48キロを超えることがあるんです!」
「……たまに?」
「はい」
「48キロかぁああああ」
「……」
「もうちょっとあっても、いいんちゃうかな?」
「はい、あ!」
「ん?」
「12月の初めに、3日ほど下痢をしてしまって」
「うん」
「で、目の前が暗くなったりして、台所で頭を打ったりしてしまって」
「はい」
「で、耳鼻科の先生が『それは、耳管開放症だったのかもしれない』ということで、気をつけるように言われまして」
「ほぉおお」
「そもそも5月から診ていただいているんですが、その時から補中益気湯をいただいていまして、それはしっかりご飯も食べられるようにという意味もあったんだそうです」
「ほぉお。今のふゆうさんに、太って悪いことなんてないと思うから、しっかり頑張って食べよっか」
「はい!」
帰宅すると、玄関に置いた招き猫が迎えてくれる。
胴回りの太さが特徴の招き猫を見ていると、潜在意識の働きで太ることができるかもしれない。
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