精神科のL先生のところへ行った。今朝は一番早く診てもらうことができた。
「おはようございます」
「おはようございます」
「今日は、恐ろしく寒いですね」
「本当に、びっくりしますね。こんなに雪が積もるなんて」
「昨日、親戚のうちへ行ったんですが、雪で通行止めとか、電車のダイヤも乱れていて、いろんな人が浮足立っていて、なんか現実離れしていました」
「雪の中、大変でしたね」
「あの、バレンタインデーですね」
「そうですね」
「院長先生はチョコレートよりプロテインがいいってお聞きしたんです」
「ははははは」
「ははははは」
手紙を渡す。
「気道の過敏性を抑えるお薬、というのは何を？」
「シングレアです」
L先生は辞書みたいなもので調べる。
「・・・ほおぉ。これはずっと飲んでいるんですか？」
「いえ、ベースはアレジオンとステロイドの吸入なんですけど、今のような場合には、シングレアやオノンカプセルを使います」
「なるほど」
「デフラグビーって、あるんですか？ 僕わからないです」
「あの、ろう者のラグビーなんです」
「へぇえ」
「自分も、両手で手話をしようとして、手に持っているチラシとかを投げてしまったこととかがあって」
「はい」
「ラグビーはプレーのために手を使うわけだから、手話を使ってのラグビーは、切り替えが大変だなぁと思って」
「そうですか」
「でも、手話に熱がこもっていて、すごいなぁと思います」
「お薬は、いつもどおりでいけますか？」
「はい、あのデパスは残っているので、4錠くらいあれば大丈夫です」
「そうですか」
「あと、日本の将来を考えると胸が痛むので、ソ□□ンをもらえると嬉しいです」
「僕も、日本の将来を憂えているので、飲もうかなぁ（笑）」
・・・結局もらえなかった（注：もらえたら大問題）。
受付で会計をする。
「L先生に」
「うん」
「日本の将来を考えると胸が痛むんですって言ってんけど、ソ□□ンもらわれへんかった」
「ホンマやなぁ。日本の将来は心配やなぁ。私も子どものこと、心配やなぁ」
「うん、胸が痛むからソ□□ン」
「（ソ□□ンは無視して）昔は、学校に求人票がいっぱいきてて、就職浪人するってことのほうが少なかったなぁ」
「うん、胸が痛むからソ□□ン」
・・・結局もらえなかった（注：もらえたら大問題）。
今日はリスミー、ハルシオン、デパス4錠をいただいて帰宅する。今日もありがとうございました。ぺこり。
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