週刊朝日「新名医の最新治療」 Vol.159 メニエール病 を楽しみにしていた。
初めのほうに「パゾプレッシン」というホルモンが登場して「既視感がある言葉だが、これって何で読んだっけ?」と思った。よく考えると、医事新報という雑誌に、2007年の夏に掲載されていた記事だったと思い当たった。
この記事の途中に「IT企業の営業マン」の方が登場する。メニエール病の話から少しそれるが、IT企業の忙しさは、半端じゃないことがよくわかる。たとえば「10時〜18時」が定時の会社があっても、担当者さんと私が、朝の8時ごろや、21時ごろに、打ち合わせをしていることも多々ある。私は担当者さん一人と話せばいいが、担当者さんは何人もの下請けと話しているわけだから、大変だ。
「何が何でも定時で切り上げる」という方針の会社さんもあったけれど、担当者さんは仕事を持ち帰っておられた。つまり、実質的には休みを取られてないんだろうな、と思う。
【↓↓↓冗談です↓↓↓】
このように忙しいIT企業の方に「メニエール病になったら大変だ」ということをご理解いただくには、生ぬるいイソバイドを飲んでいただき(できれば水なしで)、衝撃を味わっていただく、という方法が効果的じゃないかと思うのだ。
【↑↑↑冗談です↑↑↑】
私も、自分のことを振り返らなければいけない。8月9月10月の3ヶ月で、休みは7日間しかとれなかった。私は特定の会社と専属契約を結んでいるわけではないので、3社か4社の仕事を、併行して進めている。定時というのは各社ごとに違うので「今日はここまで、時間ですから」という区切りは、自分からつけていかなければ、忙しさの濁流に飲み込まれてしまうだろう。
「今日はここまで、時間ですから」と言いい切れず、「担当者さんも困っているんだから、断ったら悪いよね・・・」と考えてしまうのが、メニエール病を重症化させてしまう性格の、一つの現れ方なんだろうな。本当に「困っている人のためを思って」というのは、悪いことではない。ただ、純粋な「思いやり」「優しさ」だけではなく、その裏に「今の関係を失うのが怖い気持ち」「恩を売っていい人になりたい気持ち」「今後を心配しすぎて、今、頑張りすぎてしまう傾向」が潜んでいるのは事実だから。
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