産婦人科のT先生のところへ行った。
「こんにちは」
「はい、こんにちは」
基礎体温表を渡す。
「今回は、高温相がわりと分かるでしょ!」
「うん! え……、これ高いうちに入るかなぁ」
「入ります!」
「じゃあ、いつから高くなったと思う?」
「この日、体調が変わったから、この日と思います!」
「うーん……もともと体温は低めやな?」
「はい。36.5度を超えたら高温って感じる」
「そうですか。ならば、この日からかなって思うことにしよう」
「はい」
「で、乳房のほうはエコーしてもらって、どうやった?」
「悪いもの、取り除かなければいけないものは、今のところ映ってないそうです」
「そうですか」
「技師さんが、血液の出る原因となってる場所を探してくれたんですけど、画像では見つからないと」
「そうか」
「で、S先生は『乳腺症の範囲内で、乳管が拡張しているというのはあるけど、別の悪いものができてるということはない』って」
「そうか。痛みはどうかな? 少しはマシになった?」
「あの、実は一昨日くらいがすごい痛かったです。幸いにも『血圧下がって冷や汗が……』のようにはならなかったけど」
「ちょっと待ってな」
T先生が説明の紙を取りに行って戻ってきてくださる。
「まず、カバサールを増やす上で注意したいことは」
「したいことは!」
「ここにあるように、傾眠や起立性低血圧が起こってしまうことがあるので」
「はい」
「自動車の運転なんかは気をつけてほしいって言っておかないといけないねん」
「はい。免許がないので自動車は運転しないです」
「それはよかった。他にも転落とか。左官業や鳶職の人なんかには気をつけてもらわんといけない」
「あ、そうですね。私も川に転落しとく!」
「もぉ! 川のそば歩いたらあかんで!」
「ていうか、川のほぼ隣に住んでるから、川の横の道を歩かんと、どこへも行けないの」
「あ、そうか。もう、家から出るな(笑)!」
「はははは(笑)」
「さて、次回は4週間後にするんで」
「はい」
「そのとき、状況の変化について教えてな」
「はい。あ!」
「ん?」
「P先生に話すことある?」
「あぁ。いつ(オーダリングシステムを見ながら)来週か……特にない」
「ちゃんと愛を語ってるから?」
「語ってない。語ろうとしても、口数少ないから話弾めへんもん!」
「P先生好きじゃないの?」
「いや、そうじゃないけど(笑)。あ、あのな、○○の話題は持ち出さんほうがいいで(笑)」
「え? あ、はい(笑)」
「もし、本当に行きたかったんやったらさぁ、万難を排していくやろ?」
「そうですね、そういうタイプの先生ですよね」
「でも、行かない選択をしたっていうのは、現地の状況とか色々考えたんやろなとは思うし、やっぱり苦渋の決断やったと思うから」
「はい」
「だから、それは言い出すまでは黙っときや」
「はい」
今日はボルタレンSR,ブスコパン、カバサールを倍量いただいて帰宅する。ありがとうございました。
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