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普通の日はないんですか!?

「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。

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呼び合う魂

婦人科のT先生と話したこと。

「あの、I先生に診てもらってたとき、I先生の夏休みのときに、いきなり不正出血になって、それで代診の先生を困らせたことがあるんです。転勤するときで、もう外来されてないときとか。K先生のときも、そういうのあった」
「はぁあ、なるほど。あのね、僕の感覚やねんけど、『主治医が不在(出張や休暇など)のときに、患者さんが急変する』ということって、結構あるんですよ」
「え、そうなんですか?」
「なんかわからんけどね、そこまで問題の大きくなかった患者さんが、主治医の不在中に緊急オペをするような事態になったりね」
「そうなんですか」
「うん。そういう時ってね、僕は『患者さんと僕と、呼び合ってるんかな』て思うねん。想定された範囲内での不調やったら、代診の先生が対処できるやん。だけど、想定の範囲を超えて急変してしまう患者さんっているねん」
「へぇえ」
「あとな、忘年会とかな、そういう予定がある日に限って、緊急オペやってるっていう傾向もあるように思う」
「えぇえ、そうなんですか?」

「代診の先生が対処できることやったらいいねんけど、生死にかかわるようなレベルの問題やったら、そのとき担当した先生から、携帯鳴らされることは、あるねん」
「病院に来てくださいってこと?」
「そこまで言わんけど、緊急オペをしました、っていう事後報告とかさ」
「あぁ」
「僕らも、何も知らずにいて、夏休みとかで1週間経ってから出勤して、容態急変してたっていったらさ、なんか割り切れん思いがあるからさ。報告してもらったほうが嬉しい」
「そうなんですか?」
「場合によっては、休み中でも病院に行くこともあるよ」
「大変ですやん」
「うん。まぁ、物理的に行かれへんような場所におっても、報告はしてもらったほうが、僕は嬉しいねん」

「それでな、僕は、そういうのって、患者さんが呼んでるんかなって思うねん」
「呼んでる・・・」
「想定できる範囲内やったら、代診の先生でも対処できるやろ」
「はい」
「それができへんから、携帯鳴らされるわけやんか」
「はい」
どうしても、主治医の先生がいいねん、主治医の先生に会いたいねんっていう感じが、お互い呼び合うようなことがあるんかもしれへんなって思うねん」
「へぇえ・・・」

「だからね、ふゆうさんのケース(不正出血でノアルテン-Dが必要ということ)も、医師の僕がいうのも変やけど、なんかそういう不思議な力が働いてたんかも知れんなぁ・・・。ふゆうさんと先生という一対一の関係だけではなくて、なんかそういう、もっと大きな流れみたいなもの」
「はい」
「今回のふゆうさんのケースでは、携帯は鳴らされへんと思うよ。なんかあっても、生死にかかわるいうレベルではないからさ」
「はい」
「ルナベル配合錠の薬効としても、僕の夏休み中に何か起こるという確率は少ないと思う。時期的にすごいずれるやろ、なんかあっても」
「はい」
「だけど、なんかあったら・・・」
「なんかあったら、心因(笑)?」
「ははははは。そうやなぁ、なんかあったら、ふゆうさんの得意の心因性やと思ってさ、なんか精神的に崩壊してるんやと思って(笑)、程度を見てノアルテン-Dもらうっていうのでいいと思うわ」
「はははは。精神的に崩壊しないようにがんばりまっす!!」

【注意】すべての症状を「心因性だ」とする決め付けは危険です。精神的に本当に崩壊しているなら、精神科での治療を受けましょう【注意】

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