コスプレ用ではなくて、本当に中世ヨーロッパの貴族の家とかで、メイドさんが着ていたメイド服について「何歳くらいの人にも、ある程度、似合うという服ではないだろうか?? だったらすごい万能服だ」ということに、気がついた。メイド服の中でも、最近コスプレ用に改造されたタイプのものは、若い人にしか似合わない。しかし、ヨーロッパの貴族が雇っているメイドさんは、若い人から中高年まで、あらゆる年齢の人がいたはずであり、ある程度誰にでも似合うっていうのは、すごいなぁ。
私は、かつてメイド服のようなものを着ている人に出会って驚いたことが、2回ある。
記念すべき一回目は、工事担任者(デジタル第三種)という試験を受験していたときだ。ふと外を見ると、白いウエディングドレス状のものを着た人が、風に吹かれながら歩いていたのだ。私はコスプレやゴスロリという言葉を、あまり知らなかったので、めちゃくちゃ驚いた。ちなみにデジタル第三種という区分は旧区分であり、現在はDD種とAI種というわけ方になっているようだ。
このことをきっかけに「こういう分野の服装があるのか・・・」と知った私だが・・・。
あるとき、某都会の地下街を歩いていたら、すごい服装で、すごい人数の集団にあって、驚いた。近くで誰か、有名なアーティストのコンサートがあったらしくて、遠くからきた人も多かったらしく、荷物をたくさん持っていた。今考えたら着替えとかも用意して、メイクの道具も持って、その上であの衣装を持って歩くのは、めっちゃ大変だったに違いない。
私はこのころに、ダンスを少し真面目にするようになっていて「衣装」というものが、大事なのではないか、と思うようになっていた。だから、一回目の「遭遇」よりは、二回目の「遭遇」のときのほうが、抵抗がなかった。
おそらく、彼女らの服装は「衣装」の一種であり、自分に自信を持つためとか、連帯感を持つためとか、何らかの意味を持つのではないか、そう思う。
中世ヨーロッパ貴族の家で、そろいのメイド服が支給されていたとしたら、連帯感、仲間意識、特定の主人に仕えるといった気持ちを共有することにも、役立っていたのだろうと思う。もちろん「外部の人間が見て、どの家の使用人か分かるように」「部外者が入り込んでいたら、すぐに気づくように」というようなことも、あるんだろうけれど。
メイド服。着てみたいな。
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