顔が在るということ

ハント症候群で顔面神経麻痺が進んでから、顔の右側は私にとって「ないもの」だった。

先生方が、
「いーって言ってみて」
「うーって言ってみて」
と言われると、左側の筋肉はごく自然に動くけれど、右側には筋肉（というか顔）が「ない」という感覚なので、ない筋肉を動かすことができず、とても考えなければならなかった。

昨日より、顔がほてって汗をかくことが増えており、夕方からは「じりじり、じりじり」とする変な感じもするようになった。
「右側の顔が何かを感じてる」ということは、右側に顔が「在る」ということだ。

今日は笑ってみたときに、「右側の口角がどこにあるか」というのが、分かるようになったと思う。
まだ自由に動かせるとは言えないけど。

顔がじりじり ( ..)φ

今日は、顔が赤くなって汗が出てくる。
気温は26度を超えているようだし、パソコンの熱もあるから、仕方ないのかな。
でも腰は寒いので、スカーフを巻いている。

我慢も忍耐も要らない。

「いつになったら良くなるかな？」「いつまで、症状が続くんだろう？」と思っているとき、自分の中にあるのは「我慢・忍耐」のような気持ち。

「良くなるまで、頑張ればいいんでしょ」と思えるときは、それとは違う気持ちがあるように思う。

だから、きっと我慢も忍耐も要らない。
必要なのは「今はこういう状態であって、ここから歩きだすしかない」ってことを受け入れることだ。

気分転換においでよ ( ..)φ

最近、2，3時間眠ると目が覚めてしまう。それ自体は別に苦しくないし、いざとなれば昼寝もできる環境だからいいんだけれど、肌の調子（健康というより美容的な意味合いで）が気になる。

先日、美容院の方に事情を話して「予約をしているけれど、麻痺のことでご迷惑をおかけしそうなら、日を変えたいのですが」と言った。すると「気にせずに来てください。むしろそんなときって、気分転換したほうがよくないですか？」って言ってくれた。
今日は、今までにしなかった髪型に挑戦することにした。その美容室は、「今どうしたい」ってことと「1年後、2年後に、どうするか」ってことを相談できるので、とってもありがたい。

脳のと血管の画像

あぁ、せっかく撮ってもらった脳の画像、もし許されるならデジカメで撮らしてもらいたかった。
3次元の血管と脳の画像かっこよかったな。