映画「グローリー」鑑賞

南北戦争を題材とした映画。

初めは、黒人部隊に靴も軍服も支給されない理由が「黒人だから」という理由で片づけられてしまう。
しかし、人種差別を隠れ蓑にした個人的な搾取や、白人の側だけでなく、黒人の側の偏見・先入観についても少しずつ明かされていく。

現代の人間である私たちから見れば、南北戦争は「歴史」であり、「全体としてどういうことがあったのか」を知る機会しかない。
でも、その渦中にいる人々は、色々な考えを持った個人としての存在なのだ。

現代でも、「女性はこう、男性はこう」「子どもはこうだ、大人はこうだ」という言い方に、つい反発してしまうものだけれど、現代の日本では、それを言葉にしたという理由だけで、殴り倒されることはない。
しかし、南北戦争の前後には「これだから黒人は……」と殴り倒されてきた人がたくさんいて、また逆に「白人はみんな憎い！」とばかりに、略奪や暴行に及ぶという連鎖も起こっていたのだろう。

改めて、恐ろしいことだと思う。

映画「アレクサンドリア」鑑賞

学者であり、美しい女性でもあるヒュパティア。
しかし「学者」「女性」という立場を、絶対視しないところがすごいと思う。

たとえば「学者として弟子たちを指導する」という上下関係はしっかり保ちつつも、それ以外のときには、弟子たちを1人の人間として尊重している。
叱るときも、体力的に強いはずの弟子を決して怖れず、正面に立って諭す。
分からないときは「分からない」と正直に言えることもまた、勇気があるのだと思う。

女性としても魅力的で、弟子や使用人の中にも彼女に求愛する人が出て来る。
そのようなとき、肩肘張らず、弟子たちをバカにすることもなく、「1人の男性対1人の女性」として接することができる。

どんなに偉い人になっても、自然に1人の人間として生きることができる彼女のように、私もなりたいなと思った。

何と闘っているのか？

彼ら自身が、「何と闘っているのか？」を途中で忘れてしまっているように見える。
結構大きいけれど、まだ子どものパンダなのかな？

偶然だが「服薬に暴れる猫」という記事を読んだばかりだったので、余計笑えた。

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実技教習・審査

実技教習のため、T市の漁協へ朝から出かけた。父が送ってくれた。

時間まで、教官の方が話しかけてくれた。
「運転免許がないんです」というと「え！？」と本当に驚かれた。

「え、では、運転の教習というものは経験がないんですか？」
「はい」
「原付すらない？」
「はい」
「……えぇえ！？　では、人生初の教習体験が今なのかぁあ。。。」

海の上で滑走することは、とても気持ち良くて、怖くはなかった。
説明とかで、先生も気を遣ってくれたし。

でも、後進がどうにも苦手で、目標物に船上のラインを合わせることがなかなかできず。
何回も、何回も練習させてもらった。
それでも、できないままだった。

至らないところは山ほどあったけど、楽しかった、本当に。
あの気持ちよさを思い出すだけで、涙が出るほど楽しかった。
思い切って、受講して良かった。
本当にそう思う。
不合格になっても、再受講して必ず免許を取る！

「驚くような出会い方をしたから」という理由で

明日は実技講習と審査なので、用意をしている。
ヨットレースを見に行ったとき、かぶっていたカンゴールのキャップはお守りにする。

色々な人と、様々な出会い方をする。
奇縁と呼べるような出会いがあったり、2度目、3度目の縁で仲が深くなったりする。

たとえ、ドラマのように素敵で興奮する出会いがあったとしても、その事実に安心しきって前に進まなければ、縁は育たない。
どんな最悪な出会い方をしたとしても、その後、至らなかった点を反省したり、縁を続ける努力をしたりすれば、思わぬ形で縁が実を結ぶこともある。

「驚くような出会い方をしたから」という理由で、未来を怖れなくても良い。

そのことを教えてもらう機会だったと、改めて思う。