外科のS先生のところへ。
「おはようございます。すごい早くついてしまって」
「いや、いいよ。他の患者さんがもう少しかかるから、大丈夫。調子はどうかな」
「あの、今は非常事態なので」
「前もそういってたな」
「はははは。来週に、京都の某団体さんに企画を持って行かないとならず」
「へぇえええ」
「(事情説明)、私のやる企業向け、というかお勤めの人向けのセミナーとかは、受講したからといって、ものすごく利益が上がるわけじゃない。トラブル回避とかの要素が強いですから、そういう団体さんで実施する意味とか、メリットがあるのかが、不安です」
「それは仕方ないやろ、というか、今悩んでも答えが出ないかな、と思う。打合せで、どういう内容を望まれているのかも含めて聞いて、むりだと思ったら『できません』ですむし、できそうだったら妥協するところは、してでもやる、というのも大事やし」
「はい」
続いてヨットレースの話。
「おぉ、優勝したのか。良かったなぁ」
「スキッパーのIさんおかげです」
「もう、皆さんとはすっかりなじんでるんやな。いいことやなぁ」
「ありがとうございます」
「あの、発破技士のじ……」
「はっはっはっは(笑)」
「ななななな! いきなりなんで笑うの??」
「いや、人生において、発破せんとあかん状況とか、絶対ないと思うわ(笑)」
「まぁ、そうなんですが」
「はい、それで、どうしたの?」
「あの、発破技士の実技講習を受けたいのです。まさかとは思いますけど、ドクターストップとかないですよね?」
「ないよ。いや、むしろ、うちは大丈夫でも、耳鼻科の先生は大丈夫なの? 耳に、なんかきそうやん」
「はい、お聞きしました。『そういう講習は、健康被害を出さないようにするために、やるもの。だから、それで体調を崩したとなったら、講習の信頼性の問題やし、あなただけじゃなく、全員が悪くなるような事態になってると思う』と言われました」
「あああ、なるほどな。耳鼻科的に大丈夫なら、受けたほうがいいんちゃうかな?」
「そ、そうかな? だって、怖いし。。。」
「だから、行っとくほうがいいんちゃうの? いきなり、ダイナマイトを装填してごらん、とか言われてもできへんやろ?」
「でも、ダイナマイトが必要な仕事でもないし」
「それを言うなら、学科試験受けること自体が、意味なくなってしまうやん。せっかくの機会やから、行っとけば?」
「はい」
「まぁ、すっかりたくましくなったなぁ」
「初めは対人恐怖症でがちがちやったのに(笑)」
「うん。京都の事も含めて、いい報告を待ってまーす」
「がんばります!」
サイトテックとガスターをいただくことになる。
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