外科のS先生のところへ行った。
「おはようございます」
「はい、おはよう。まず5月17日はどうやったんや? 仕事はできたん?」
「あぁ(笑)、なんか遠い昔のことのようです」
「そうか(笑)? あれからいろんなことがあって。まず、その日はたくさんの方が聞きに来てくださり、成功と言える内容でした」
「良かったな」
「で、一昨日が実は大学での講演で」
「えぇっ! そんな仕事あったの?」
「そうなんですよ(地震のこと、仕事をいただいた理由などしばし話す)」
「まぁ、一応落ち着いたんなら、よかったな」
「はい。体調のことで言わんといけないのは、ホルモン剤を婦人科で飲んでるんですね」
「うん。今は誰に診てもらってるの?」
「I先生です」
「T先生はどうなってるのかな?」
「さぁ、連絡もないしさびしいです」
「ホンマやな。どうしてるかなぁ。そろそろ、何もない生活に嫌気がさしてきててほしいなぁ」
「そうですね(笑)」
「体調はどうだって?」
「あの、ホルモン剤を飲んでるとき、どうしても吐き気がするタイミングってあるんですよ」
「うん」
「そのとき、ちょっと吐き気だけじゃなくて、胃が痛いような感じもして。だけど、そこまでつらくはないので、大丈夫だと思う」
「カメラは……秋にしてるんで、まだちょっと先でいいかな」
「ちなみに、いつしていますか?」
「9月ですね」
「ありがとうございます。おぼえとこ」
「で、お薬を出しておくけど。次は8月ね。それまでまた、新しいことがあるといいなぁ」
「あ!」
「ん?」
「さっき、話の流れが変わってしまったけど、心斎橋のショールームのようなところで、7月から時々セミナーやっていく予定で」
「そうなんか!」
「これからの人生について、考えてしまいますよね」
「ほんまやなぁ(笑)。もはや、ちゃんと商売になってしまったなぁ」
「そうなんですよ。原稿のことでトラブルがあったから、別の仕事をと思って始めただけだったのに、そっちは解決してしまったし。今となっては、これまで通り原稿を書いている上に、講演もしている、という感じじゃないですか」
「そうやなぁ。よかったんじゃないの?」
「先日の講演では、途中でパニック障害の症状がぱーんと出たんで、そのまま見ててもらったんですよ。外から見たら、汗をかいているくらいしか分からないだろうけど、これは症状の出方の一つだよって」
「まぁ、まずは心斎橋だっけ? そのセミナーをやればいいんじゃないの? 何を話すの?」
「ライターになるには」
「それやったら、できるやろ」
「そうなんですよ。私は特殊技能とかでやってきたタイプじゃないから、参考にしてもらえる部分も多々あると思っていて(笑)」
「じゃあ、次にくるときは心斎橋の件は終わってるかな?」
「はい」
「まぁ、がんばれー」
ガスター、サイトテックをいただく。
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