胃の内視鏡を受けるため、内視鏡の部屋へ。
喉の麻酔などをすませ検査の台に座ると、M先生が!
「お久しぶりです!」
「おぉ! ◎○なんやって?」
他の先生が思わず振り返っておられるのが、目に入る。
ブスコパン注射のために、看護師さんが近付いてきた。
「あら、良い時期ですね」
「あの、あの」
「どうしました?」
「あの、1年ぶりにM先生に会ったんですよ。その挨拶が『◎○なんやって?』って(笑)。『元気やったか?』とか、ないんでしょうか(笑)?」
「いや、元気やから◎○なんやろ? 俺の会話は一歩先を行ってるんや。S先生が話してくれはったからな」
「そうなんですか?」
「はははは(笑)」
「あ、え、じゃあチェーンソーの資格のことは?」
「え? 何それ?」
「チェーンソーの資格の話が今、ぜんぜんなかったので。チェーンソーの資格取ったんですよ」
「なんでよ?」
「その当時、◎○のことで考えすぎてしまって、ストレスも溜まってたから、スカッとすることがしたくて」
「ストレス解消にチェーンソーって危ないやろ(笑)」
(看護師さん→)「チェーンソーって木を切るんですか?」
「はい、そうなんですよ。実際、切れたときって本当に気持ちいいので、ストレス解消になったと思います」
「それは良かったですね。なんか、◎○と言い、チェーンソーと言い、別世界の人やわぁ」
「よし、マウスピース噛んでな。力ぬいといてな。。。(挿入中)。。。船舶の免許も持ってるねんで、二級やった? 一級やった?」
「(指で)1」
「そうやったなぁ。わりとすごい人やなぁ。。。よし、ピロリ菌に感染している人の典型的な症状が続いている、という形でいいかなと思います」
「ありがとうございます」
「写真はS先生に見せてもらってな」
「はい」
「あ、あの、今日寒かったから、安全靴はいてきた」
「え、これが? 安全靴って先の硬いやつやろ?」
「はい、硬いし重いし、底もそうですけどあったかいですよ」
あぁ、看護師さんたちに取り囲まれる靴よかわいそうに……
「チェーンソーのことってS先生、知らんよな? 知ってたら、俺も知ってるはずやからな」
「一心同体だからですか? 確かに『絶対話した』というおぼえはない、かも……」
「そんだけ、S先生との間で話題にしてるって言うことや」
「ありがたいことです」
他の先生がたが爆笑しているのは知っていたけど、ノンストップなM先生に巻き込まれたなぁ。
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