S先生のところへ。
「おはようございます」
「はい、おはよう。あ、あの番号の紙ある? 本人確認がうるさくなってな、照合するか本人に名乗ってもらうか、せんとあかんねん」
「そうなんですか? (紙を渡す)」
「はい、おっけー」
「さて、調子はどうですか?」
「トピックスが2つありまして」
「うん」
「1つは、10月に入ってから、げっぷばかりでて、夕食があまり食べられないんです」
「ほぉお」
「朝、昼は普通です。むしろ、朝は(夕食を食べてない分)お腹が空いて」
「吐きそうとか、胃痛などは?」
「ないんです。ただ、夕方だけは、お腹が空いていかない感じ。とはいえ、体力ももたないんで、消化のいい野菜やお粥を作って、食べるようにはしてます」
「内視鏡、するか」
「はい、もうしないといけないんですよね」
「うん。症状がなくてもそろそろな」
「はい」
「で……ん? なんか胃炎っていう項目がないな」
「……あ、ホンマ……ヘリコバクター感染症でいいんじゃないでしょうか?」
「おぉ、それにしよ」
「さて、もう1つの話題とは?」
「外科でお話しすべきことかは、分からないのですが、片頭痛の前兆現象で閃輝暗点ってありますよね?」
「聞いたことしかないけど……」
「そういう症状が出たことがありまして」
「はい」
「で、痛みが来るのを待ってると、片頭痛の痛み方ではなくて、後頭部とか首、肩が痛くなりまして」
「うん」
「偶然にも、耳鼻科のY先生の診察やったんですよ」
「はい」
「で、話してみたところ『めまいの影響やと思うから(省略)イソバイドを使ってみよう』とお話しいただいたんです。そのような対処で治るようならば、それでよし、片頭痛に移行する可能性もゼロではないので」
「それで、治ったん?」
「いえ、まだ試す機会がしっかりとなくて」
「なるほど」
「ただ、Y先生が言われた通り『イソバイドやメリスロンを飲んだら、肩こりが楽になる』っていう感覚は、初めて分かりました」
「ほぉお、さすがやなぁ」
「で、これはP先生に言うべきですか?」
「……内科の主治医なんだから、『こんなことがあった』と言っておく方がいいよなぁ。ただ、耳鼻科領域だった場合、『耳鼻科の先生に従ってください』になるよなぁ」
「そうなりますよね」
「片頭痛は、Pさんが診てくれるかどうか……いま頭痛がまさに起こっている、というわけではないところが、かえって扱いが難しいかな」
「あと、おまけなんですけど」
「うん」
「私ではないんですが◎○で□□で」
「おぉ、それは大変やったなぁ」
「おかげさまで、急性期は過ぎたようですし」
「どこへ行っているの?」
「▽△です」
「あぁあ、あの辺のには、俺の知ってる人も行ってる」
「そうなんですか?」
「うん。まぁ、緊急事態があれば、その辺に対応できる施設はあるやろ」
「はい」
「まぁ、疲れんようにな」
「はい、ありがとうございます」
「で、ヨットはどうなってんの?」
「この前も、レース運営を手伝いにいきました」
「へぇえ。頑張ってるなぁ」
「ありがとうございます」
今日は薬なしで、検査の説明を受けて帰宅する。ありがとうございました。
考えてみると、外科以外の話のほうがずっと多かった気がする。
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