外科のM先生のところへ行った。
「クリスマスカード、ここに飾ってるで!!」
「おぉお!!」
診察室の机の上に飾っていてくれたので、M先生は本当に素敵だと思った。急性胃腸炎に3回なった話と、一昨日から胃が焼けそうだ、という話をした。
「よく噛んで食べなあかんで」
「はい。あ、スルメとか食べると、よく噛みますね」
「それは、方向がちゃうねん」
診察台に寝て。
「今は、そんなに張ったりしてる、という様子はないねんけど、痛いときは痛いねんな」
「うん、痛い」
「まぁ、リラックスして・・・」
「あんな(←お医者さんに向かって、あんなって。。。)」
「ん?」
「祖母の介護をしてて・・・」
「疲れが出たかな?」
「それもあんねんけど『そこまでやってくれって頼んでない』っていうか、『最低限の介護は頼んだけど、熱心にやってくれとは頼んでない。あんたが勝手にしたことやから、結果的にそれで体調崩そうが知らんわ』みたいに言われてな。他にも介護っていろいろ言われるねん、親戚とかから」
「そうやな。。。それ言った人と仲良くできるかどうか、考えなあかんな」
「ありがとうございます」
私は、主治医の先生の写真を撮らせてもらって、それをアルバムに入れたものを、お守りのようにしている。この習慣は最近はじめたものなので、全員の先生を撮ったわけじゃない。
「あの、一つお願いがあるんですけれど」
「なんですか?」
「T先生とS先生が、M先生の写真をほしいといっています。それで、撮らせてもらってもいいですか? (T先生、ここで名前を出してしまってごめんなさい。でも、S先生にはあやまらない)」
「はははは・・・ほんまかなぁ・・・?」
「ほんまですって、これ証拠」
アルバムを見せた。するとM先生はオオウケしていた。「T先生、なかなか良く映ってるな」とおっしゃっていた。
「はははははは」
「はははははは。撮らしてもらっていいでしょうか?」
「そんなん言われたら、顔まっかになるから、ちょっとまって」
でも、結局撮らせてくれた。やっぱりM先生は素敵だ。私は5年以上M先生を素敵だと思っていて、M先生が廊下を歩いているだけで、心の中でぎゃあぎゃあ騒いでいた。だから写真を撮らせてもらえて、うれしい。
「あ、ちょっとちっちゃく映ってしもた」
「いいよ、僕、でかいから大丈夫やろ」
「ははははは」
「ははははは」
「まぁ、胃腸の状態をよくするには、リラックスできる方法を見つけるといいな」
「護摩行とかですか?」
「護摩行・・・、それはちょっと方向がちゃうねん・・・」
「よいお年をお迎えください」
「ありがとうございます。M先生も良い年を迎えてください。次回、写真を焼いてきます」
「ははははは」
今日もありがとうございました。ぺこり。
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