婦人科のT先生のところへ行……く前に。
P先生の診察から時間が空いたので、病院の周りや駅周辺を散歩した。
桜の写真を撮っていたら、いつの間にか自分が花弁まみれに!
改めてT先生のところへ。
「こんにちは」
「はい、こんにちは。検査の結果があります」
「はい」
「プロラクチンがとても低い」
「あ、ホントですね」
「この結果自体はカバサールを飲んでいるからとは思うけど、乳汁というか、血乳は止まってない?」
「はい。今回も排卵日と思われるときを境に、急に胸が痛くなったり血が出てきたり……」
基礎体温表を渡す。
「……確かに、排卵日と思われる日が、きれいに表れていますね」
「はい」
「で、そこから乳房の症状が……出てきては困るのに」
「え?」
「だって、プロラクチン値がここまで低い(正常値より低い)のに、乳房の症状が止まらんということは困るやろ?」
「え、でも、それが乳腺症の症状というか……」
「僕は『左だけ』症状があるという点が、気になるんよ。S先生とこはいつ?」
「2週間後になりますね」
「その時、ちゃんと話しといてな?」
「はい」
「で、CA125は予想通り、正常の範囲内です。良かったね」
「はい。ありがとうございます!」
「さて、この前C先生のことを教えてもらったけど」
「はい」
「C先生は、ふゆうさんのこと、おぼえてたよ」
「え? そんなはずは……」
「まぁ、さすがに顔と名前がぴたりと一致するのは難しいやろうけど、S先生が可愛がってて、Z先生の手術を受けて、M先生が……という流れはおぼえてはった」
「え、え、あの1回でおぼえはったんですか? その事実がすごいですね」
「ふゆうさんは、『C先生は優しい感じ、I先生のほうがS先生やM先生に似てる』って言ってたやん?」
「はい」
「よく分かった。I先生を見た時、『でかっ!』って思ったもん(笑)」
「ですよね(笑)」
「I先生は、険がないというか、優しい感じやなぁ」
「はい。でも、意外やなぁ。おぼえてくれてたなんて」
「せっかくやから、写真見せたらよかったかなぁ(笑)?」
「あれは、本人と並べて見ても別人みたいやし(笑)」
「見せるのは、かまわへん?」
「はい。あ、名刺渡します。新しいの作ったの」
「P先生にはお話できたんですよ」
「そう。反応はどうやった?」
「P先生はしんどそうやったのに、いっぱい話をしてもらって」
「そうか」
「やっぱ『何で知ってるの?』って話になって、私も『何で興味があるのか?』ってことを話したかったんですけど、そもそもS先生との歴史にさかのぼらないといけないから、また追い追い話していこうと」
「良かったなぁ」
「はい。話して良かったです(笑)」
今日もありがとうございました。ぺこり。
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