婦人科のT先生のところへ行……く前に。
13時を過ぎたら合否が分かるので、ボートスクールに電話する。
「合格されていますよ。おめでとうございます」
「あ、ありがとうございます!」
この後の流れなどを教えてもらった。
改めて、T先生のところへ行く。
「こんにちは」
「はい、こんにちは」
「さっき、合格発表やったんです」
「ほぉ、どうやった?」
「おかげさまで合格できました!」
「良かったな」
「ありがとうございます」
基礎体温表を見せる。
「え? ちょっと、これってどういうこと?」
「自分でも、本当に分からないんですよ」
「なんで、体温が下がってるのに、月経が起こってない?」
「先生が分からないこと、私に分からないですよ(笑)」
「排卵の日も……痛みがものすごい強かったのは、こっちで?」
「はい」
「体温がより下がっているのは、こっち?」
「はい」
「どう判断したら(笑)?」
「ややこしくてすみません」
「で、他に変わったことは?」
「内視鏡をしてもらいました」
「ほぉ」
写真を見せる。
「これは、腸?」
「いえ、胃です」
「胃の粘膜って、こんなんやったっけ? この写真、渡してくれたん?」
「画面をとらせてもらって、自分がプリントしてきました」
「情報開示の時代やなぁ(笑)。で、何て書いてあるの?」
「これまで通り、鳥肌胃炎とか」
「鳥肌胃炎って何?」
「あの、私はピロリ菌の除菌ができなかったので」
「えぇ、この写真のような状態を鳥肌胃炎っていうの?」
「そう言うんやって」
「へぇええ。聞き慣れないなぁ」
「で、P先生が血液検査をしてくれて」
「ほぉ」
「何も異常値は出てないとのことで」
「ほぉ」
「で、1つくらい異常値出てもよさそうなもんやのにって言われました(笑)」
「ははははは(笑)」
「あの、P先生に報告できるのが、だいぶ先になってしまうんです」
「あぁ。そうやな。一応、速報という形で僕、伝えとこうか?」
「え、お願いできますか? 必ず自分でもちゃんと」
「うん、いいよ」
「P先生には色々教えてもらったんです。でも、初めから何もかもP先生に聞くのではなくて『ここまでは、自分でちゃんとやってきました!』って言えないといけない、って思って」
「うん。P先生に会ってから、逞しくなったよなぁ」
「そうかな(笑)?」
「うん。実際に海に行ってみて、刺激を受けた部分は大きいよな?」
「はい! あの時、行ってなかったら、手の届かない世界やと決めてしまってたかもしれませんね」
「そこで『行ってみよう』というところから、逞しくなってたのかもしれへんなぁ」
「あ!」
「ん?」
「あの、S先生とM先生から伝言あります」
「おぉ……」
「放っておくと忘年会の季節だとかなんだとかになるから、そろそろ私の免許取得を祝っておいてください」
「なんでやねん(笑)! それは変やろ?」
「え、頑張ったのに祝ってくれないの?」
「いや、主役のいてない祝いの会って変やろ?」
「そういう理由で、集まればいいかなって。あ、でも、免許が取れたら一緒に海に行こうっていう約束はしてるんですけど」
「うん」
「まぁでも、私の操舵がまだまだで、すぐに人を乗せられるレベルではないので」
「うん」
「だから、まずは祝いの会をして、3人で愛し合ってください」
「会いはするけど、愛し合いません」
今日はカバサール、ロペミンをいただいて帰宅する。ありがとうございました。ぺこり。
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