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普通の日はないんですか!?

「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。

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自分が今いるのは

夜中に、目が覚めて飛び起きることがある。

背中に冷たい汗が流れていて、雨の中にいるような気分になりながら、気付くのだ。
「あぁ、今この瞬間に『怖いこと』が起こっているのではなく、過去のことなんだ。自分が今いるのは安全な未来なのだ」と。

そういうことがあった日は、朝を迎え、昼が過ぎてからも、胃が痛んだり、吐き気がしたり、冷や汗と不安感が止まらなくなったり、心臓がバクバクと打ったりする。
いつも楽しめている音楽が「邪魔なもの」にしか感じられなかったり、メール一つ送信するのにも「自分の状態に気付かれて、心配されないように」と何度も文章を読み返してしまったりして、神経過敏になる。
何か考えようとしても、いろんなことを悲観的に考えてしまう。その一方で「これは症状なのだから、いったん考えるのを止めよう」と冷静になれる自分もいる。

林公一先生の「サイコバブル社会」とか、柴山雅俊先生の「解離性障害」なんかを、やたらと読みたくなるのも、こんな日なのだ。

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「退院おめでとう」(その3)

精神科のN先生のところへ行った。

「おはようございます」
「はい、おはようございます」
「すみません、手紙を書いてくる余裕がなくて」

「いいんですよ、手術は済みましたか?」
「はい、おかげさまで」
「とりあえず、おめでとうございます」

写真を見ていただいた。

「全身麻酔でするの?」
「はい、私の場合はそうでした。麻酔の先生に『すぐさめるほうですね』って言われました」
「そうですか。精神科で出す、今ならロヒプノールとかですね、それらを飲んでいる人は、麻酔がかかりにくいときとか、あるんですよ」
「そうなんですか? そういえば、胃カメラのときにも、同じことを言われました」
「胃カメラ。そういえば、胃カメラは最近どうしてるんですか?」
「乳腺のほうが大変やったんで、最近はしてないです。病院変わったところやし」
「ピロリ菌の除菌、できませんでしたね?」
「はい。でも、先日親が除菌できたんですよ。あれって、親子間とかで感染するそうですけど、親のピロリ菌は除菌できて、自分ができないのはなんで? 恨んでるとかじゃないんですけど、純粋に疑問」
「まぁ、これまでに、どんなお薬を飲んできたとか、そういうことも関係がありますのでね」
「そうですね」

「あと、大学の試験があるんです」
「そうですか」
「M先生に勉強を見てもらったところは、間違えないようにしないと」
「……何の勉強をしてましたっけ?」
「『心理統計法』と『疾病の成立と回復促進』です」
「その、勉強はどこを見てもらったんですか?」
「肺癌」
「それは、外科の先生ならお手のもんじゃねぇ」

今日は、ロヒプノール、ハルシオン、デパスをいただいて帰宅する。

「あと、リ□□ンと、○○ゴ○と」
「まぁ、△△ナもあわせて、そのうち出しましょう(笑)」

ありがとうございました。ぺこり。

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傷の部分だけ時間が止まっていて

時々、「死にたい・消えてしまいたい」とか、「もういやだ」って気持ちしか、わいてこなくなる。

でも、「今の」本当の望みじゃないってことは、ちゃんとわかってる。

昔、傷ついた心。
傷の部分だけ時間が止まっていて、時々、その部分に付き合わされるのだ。
薬を飲んだり、ノートに書いたりして、なんとかやりすごす。

誰のせいだとか、何が起こったのかとか、そんなことは「もはや、どうでもよい」のだ。

大事なことは、目の前を流れている「現実」に戻るということだ。

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楽しい思い出を

精神科のN先生のところへ行った。

「こんにちは。なんか今日すごいですね(混んでいた)」
「こんにちは。昨日もなかなかすごかったんですよ」

手紙を渡す。

「入院する間のお薬が必要ですね。10日入院で、期間は?」
「1週間に満たないそうです」
「それなら、3週間分出しましょう」
「ありがとうございます」
「デパスは、どうしよう? 2週間でこれだけだから、1.5倍」
「はい」

「色々心配だと思いますが、仕事はどうしているのですか?」
「前倒しで納品できるものはして、納期が迫っているものとかは受けないようにしています」
「そうですか。それはそれで、大変ですね」
「おかげさまで、事情を分かってくれるクライアントが多いので」
「よかったですね」

腫瘍が切り取られてしまう前に、楽しい思い出を作ってやりたいのです、とは言えなかった。

「で、来週から全時間帯を予約制にします」
「そうですか。大変ですものね」
「そのため、3週間後に予約を入れてもらってくださいね」
「はい」

今日はリスミー、ハルシオン、デパスをいただいて帰宅する。
ありがとうございました。ぺこり。

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くれないのですね(T_T)

精神科のN先生のところへ行った。

「おはようございます」
「はい、おはようございます」
「すごい雨降ってますね」
「そうですね」

「顔面神経麻痺は、どうなりました?」
「だいぶ良くなりました。あと、ほんのちょっとだけ、急いでものを飲んだ時とか、こぼすときがあります。それと、しゃべりながら笑うことがあったとき、『あ、今、片頬しか動いてないなぁ』て気付くことはあります」
「そうですか。よくなっているのですね」
「それは、確実に」

手紙を渡す。

「次回は、入院の都合があるんですね」
「はい」
「お薬は、この手紙に書かれているようにしてくれていいですよ」
「ありがとうございます」

「で、ロヒプノールですが」
「はい」
「5時間ですか」
「はい」
「もう少し眠れたらいいんですが」
「そうですか?」
「でも、昼間の眠気が少しあるようですね」
「まぁ、そうです」
「うーん」
「でも、リスミーのときよりずっと、眠れています」
「まぁ、そのようですね。ロヒプノールのほうが作用時間が長いですからね」
「はい」
「もう少し眠れたらと思いますが、まずはこのまま続けますか?」
「はい!」

「で、皮膚炎というのは、どういう感じですか?」

腕をめくってみせた。

「あぁ、なるほど」
「だいぶ良くなってきました」

「では、次回は予約は入れませんので」
「はい」
「薬は、前の通りでいいですか?」
「はい。でも、ベ■◇◆□Aとかもらえるといいかも!」
「ははははは(笑)」
「ははははは(笑)」

くれないのですね(T_T)

今日は、ロヒプノール、ハルシオン、デパスをいただいて帰宅する。

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