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普通の日はないんですか!?

「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。

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( ..)φ_胸の痛み

風呂に入ろうとしたとき、左の胸に嫌な予感が。
服を脱いでみたら、乳房から血液の混じった液体が排出されていた。

それまで感じなかった痛みを、急に感じるようになるのが不思議だ。

この痛み方からは、表面にも何か傷のようなものがある気がする。
いっそ、S先生の診察のときまで出血が続いてくれたらいいのに。

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「美観っていうとアレやけど」

S先生のところへ行った。



「おはようございます」
「はい、おはよう。今日『結果説明』ってなってるんやけど、前にしっかりと話した記憶があるねん」
「はい。写真持ってますよ」
「そうやんなぁ。組織を生検に回さんといけないこともなかったんで」
「はい」
「心配は要らないという結果で、いいと思います」
「ありがとうございます。あの、検査をしてくれたのがM先生と言ったら、T先生はすごいテンションが上がってはりました」
「はははは(笑)。M先生の診断結果がここにあるねんけど、胃の上部……入口よりもさらに上の方は、あんまり荒れてないねん。他は全体的にこういう(鳥肌状の)感じ」
「はい」
「白っぽいところもあるけど、採取して検査に回したとしても、このレベルでは何も出てこないと思う」

「あの、免許を持ってきました」
「おぉ! 一級やもん、すごいなぁ」
「ありがとうございます。検査の日って、学科試験の4日前だったんですよ」
「うん」
「で、勉強してても頭に入ってこなくて」
「まぁ、そらそうやろ(笑)」
「M先生が『こんな状況で落ち着いて勉強できる人なんかいてないし、明日やればいけるよ』て言ってくれたんですけど、それで不安が解消されるわけもなく(笑)」
「確かになぁ。まぁよかったやん」
「ありがとうございます」
「で、これからどうするの? どこで船に乗るの?」
「免許を取得した人向けの講習があるんですよ」
「ほぉ」
「まずそういうのんは、行きたいと思っています。それと、年明けに海上無線の試験は行きたいです」

「胃のこと以外の調子はどうですか?」
「あのね、痩せるっていうことをお話しているんですけど」
「はい」
「下着が骨にあたって痛くて、着られないんですよ」
「骨が目立つような体格になっているということ?」
「はい、あの肋骨のとこ(見せる)」
「うわぁ! これは……」
「美観を損ねますよね」
「美観っていうとアレやけど、ビジュアル的に問題があるってことやな(笑)」
「ははははは(笑)」
「……これは、たとえばブラジャーのワイヤーは痛いよな?」
「はい、そうですね。あと、タイツのゴムとか、スカートのホックとかも骨にあたると痛いんで、気を付けてはいるんですけど」
「……スポーツ用のブラジャーとかは、自分やったら持ってるやろ?」
「はい。今もそれにしてます」

「……そういえば、P先生って検査してくれてたやろ? どうなったん?」
「あ、見せてなかった? あの、何も異常はないって」
「おぉ、糖尿病までチェックしてくれたんや」
「はい」
「P先生はどうしようとしてはるの?」
「食事を、たくさん食べようとするのは苦痛なので」
「ん? ちょっと待って、食事をするのが苦痛?」
「いえ、あの通常の食事はできるんですが、太るためだけに、今まで以上に食べるとなると、ストレスになるので無理しなくていいと」
「あぁ、そういう意味か」
「はい。で、ウェットスーツも今の体型に合わせて買っても、太ったら着られなくなるというものでもないから大丈夫って」
「そうか。良かったな」

「さて、ボルタレンサポって要る?」
「T先生にもらってるから、今は大丈夫です」
「あれ、これはなんで出したっけ?」
「そもそもは乳房の痛みがひどくて、迷走神経反射を起こすという理由やったけど、今、排卵痛がひどくて使ってます。T先生とも話してるんですが」
「排卵痛だった場合は、何日くらい使ってる?」
「長くて3日くらい」
「T先生はどうしはるつもりなん?」
「T先生は、排卵を起こさせるとかえって調子が悪いのであれば、考えるべきかなぁと……」
「え、月経を止めてしまうということ?」
「何を考えるのかまで話が進まなかったのですが、私の正直な思いとしては、どうせ3日くらいで痛みは止まるのだから、我慢すればいいんちゃうかなって思ってて、それをT先生にお話したところで、ストップしてます」
「ふゆうとしては、生理痛と同じような感覚ということ?」
「そうです、まさにそういう感じ」

「あの、この前T先生と話した時に」
「うん」
「なんか『交際する予定はあるのか?』とかめっちゃ突っ込まれて」
「交際?」
「その日、T先生の診察の後で友人に会う予定だったんです、偶然ですけど。それに海の話もあって『こういう人と会ってこれから、仲良くしてもらえそうだ』って話したりしたんですけど、そうしたら絡む絡む!」
「俺、なんかT先生の気持ちが分かる気がする」
「え、なんで?」
「まず想像やけど、今のふゆうの環境でどこに出会いがあるのかが、俺らに分かれへん。たとえばでっかい会社で働いてて、人がいっぱいいる環境やったら、出会いもあるやろうけど」
「はい」
「そして、こんな風に話してくれることしか分からんやん。どこでどういう付き合いが生じてるのか分かれへんから、Tさんの性格からしたら、見えへん部分に一言二言、言いたくなるやろなーとは思う」

「あの『P先生を狙っているの?』みたいに言いはったけど(笑)」
「ははははは(笑)。実際はどうなん?」
「だから違っ! でも、T先生が見ていてイライラしてはるのは分かります」
「なんで?」
「正直な気持ちを言うとP先生はすごい好きですし、海の言葉が通じるっていう意味でも、1番頼れる人です」
「うん」
「だけど」
「自分が、甘えそうになって、なんでも話しそうになるのを、自分で恐れていて。そのあまりに線引きをしようとするのが、T先生から見たら逃げようとしているかのように見えるんだと思う」
「俺も、P先生は立ち入って欲しくない時は、言わはる人やと思うねんな。中にはそれを言えなくて、我慢して付き合ってしまうタイプもいるけど。M先生みたいな(笑)」
「はい(笑)」
「でも、P先生ならば、ちゃんと言ってくれると思うよ。逆に言ったら、『いいよ』って言ってくれてる間は、その通りしてていいねん。ただ、気になるんであれば、3回とか4回『いいよ』って言ってもらっても何回かは遠慮しとくとか、そうやっていけばいいと思う」
「はい。私がこだわっていたら、P先生を結果的にしんどくさせると思うので、気を付けようと思っています」
「T先生から見て、P先生にそういう接し方をするところが、一事が万事、どういう人に対してもこうなんかなぁと心配になるんかもしれへんな」
「そうかもしれません」

「今の暮らしはどうや? もう慣れた?」
「はい!」
「そういえば、(スーパーの)○ー○○って綺麗になった?」
「なりましたよ。お惣菜売り場がすごく広くなって、野菜も多くなりました」
「でも、外観はそんなに変わってはないやろ?」
「外観は、そうですね。塗り直しはあったけど、そう大きくは変わってないです」
「そうやんな?」
「はい。お惣菜を買いに来る人がすごい増えたんで、わりといつも混んでるんですよ。それで、買い物に行くことをちょっとためらう時もあります」

「さて、Pさんによろしくな」
「はい」
「Tさんとも飲み会したいから『Mを通して連絡します』って伝えて」
「『M先生を通して』なんですか?」
「うん(笑)。まぁ、年内は無理やろうなぁ。T先生も忙しいやろうから」
「年内はないの?」
「多分ない」
「『M先生を通して』やから?」
「それは違うやろ(笑)」

今日はファモチジン、サイトテックをいただいて帰宅する。ありがとうございました。

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( ..)φ_明日は

明日は、S先生のところへ行く。
免許証を持って行く約束をしている。

11月末から今にかけて、恐ろしいほど忙しかった。
ようやく、約束を果たせる。

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冗談と分かる状況で言え

M先生の検査に行った。
座って勉強していたら、M先生が通った。

「おはよう」
「おはようございます」
「S先生から聞いてるから、ちょっと待っててな」

順番が来て、荷物をロッカーに入れたり、喉の麻酔をしたりしてから内視鏡の台へ行く。
台に寝て、点滴を入れてもらう。
看護師さんに、S先生とM先生の絆について話していたら、M先生が来てくれる。

「余計なことは言わんでいいの(笑)。免許は取れたんか?」
「今週末が学科試験なんですよ」
「ほぉ。まぁ、学科で落ちる心配はせんでえぇやろ」
「いや、あの、心配はそこなんですけど」
「頭はえぇねんから、大丈夫や。合格したら、僕とS先生、海に連れて行ってよ」
「もちろん、それは行きたいです! でも、合格するのかどうかが……」
「するよ、大丈夫! S先生もそう思ってはるよ」

「よし、台の高さ、上げるで」

血圧計や酸素を計る機械をつけてもらう。

「愛してるやんね?」
「誰が、誰を?」
(看護師さん)「えっ!?」
(M先生→看護師さん)「こういうこと言って喜んでるだけやから、適当に聞いてたら大丈夫やよ」
(看護師さん)「そうなんですか。私、聞き間違えたかと思ったのに、話が通じてるようやから、どうしたらいいんかと思いました」
「S先生は『M先生とはずっと一緒やから、いちいち愛を確かめんでも大丈夫』って」
「あんな(笑)、冗談は冗談と分かる状況で言え! こんなシリアスな場面で言ったら本気にする人もおるやろ。マウスピースかますから、もう喋られへんで」
(看護師さん)「先生、今日はそれじゃないんです」
「あ、ごめん、一回外そうか」
「喋れる( ´ ▽ ` )ノ」
「こらぁ! マウスピースかますで」
「(手話で)大丈夫、信じてるよ、I love you」
「(笑)、もぉ麻酔かけるから、うまいこと眠りや」

1時間寝た後で、外科外来でS先生に診ていただく。

「お疲れさんでした。何時間寝た?」
「1時間です」
「写真を見たけど、今まで通りの鳥肌胃炎以外には特に問題ないようや」



「良かった! 今、症状もないし」
「うん、良かった。これで1年は内視鏡をしなくていいとは思う。ただ、がんのリスクファクターを抱えてることには変わりないんで、今回は間が空いてしまったけど、1年に1度くらいはカメラしていこうかな」
「はい。撮っていい?」
「うん、キレイな画面出すからちょっと待って」

いくつか写真を見せてくれた中で、とても美しいものがあった。

「先生、これって何の写真? すごいキレイ!」
「胃の入り口の……」
「噴門部?」
「そう。幾何学的にはキレイやけど、別に所見があるわけじゃないよ」
「でも、キレイだから撮っていい?」
「いいけど(笑)。こういうのが好きなんやな」
「はい!」
「それやったら、アングル的にこれどうや?」
「これ?」
「入口と出口に向かうのが同時に映ってる感じ」
「おぉお!」

「Mは何か言ってた?」
「『冗談は冗談と分かる状況で言え』」
「何を言ってん(笑)」

「あの、免許は取れたんかって気にかけてくれて」
「試験がいつって?」
「今週末が身体検査と学科試験で、来週が実技」
「学科は余裕でいけるやろ?」
「あの、私はエンジンの知識が全然ないから、そこで躓いてますね」
「あぁ、そうか。なるほどな。でもいけるやろ」

「それで、免許取れたら海へ行こうってM先生は言ってくれました」
「うん。俺からも念押ししとくわ」
「ありがとうございます」
「でも、どこで練習とかするの? もう寒い時期やけど、どうするの?」
「あの、ウェットスーツをもし手に入れられるのであれば、練習できる場を見つけて、暖かい季節までには、それこそ自信を持って人に乗ってもらえるようになりたいのですが……」
「あぁ」
「P先生に、ウェットスーツのことは聞いてみたいとは思うんですが」
「でも、船の上はウェットスーツじゃなくても……」
「あの、私、特殊免許が欲しいんですよ」
「ほぉ。もし、今回の試験で合格できたら、特殊免許のときは楽にいけるんやんな?」
「そうですね。で、結局いつかはウェットスーツ要りますよね。そのタイミングが、体型の変化も考慮に入れると、いつなのかって」

「……陸上で運転できへんのに(笑)」
「ん?」
「水上では自由に動けるって、そんな人少ないで(笑)」
「そうかな?」
「なんか、ただ進みだすタイミングやったんやろな」
「はい」
「免許取れたら見せてな、一回は」
「はい、もちろんです!」

今日はガスターだけいただいて帰宅する。ありがとうございました。

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愛が行き着くところまで行ったら

外科のS先生のところへ行った。

「こんにちは」
「はい、こんにちは。調子はどう? まず乳房のことから聞こうか」
「あの、ずっと調子が良かったのですが、3日ほど前から、急に右の乳房が痛みだしたんです。」
「ほぉ」
「で、右というのは何年も痛んだことがないので、神経痛か何かを間違って乳房の痛みと思ったのかなって考えてしまったんです」
「はははは(笑)。痛み以外に何か症状はある?」
「いえ、ないんです。乳汁とか血が出てくるということもないし」
「エコーは……まだ数か月しか経っていないので、その間に急に悪性の腫瘍が育ってくるということは、まだ考えにくいので、今は経過をみていくということで、いいかと思います」
「はい!」

「他には? なんか異様に時間が空いているような気がしてなぁ(笑)」
「2か月ぶりになるかな? あの、2か月前は大きな問題だと思ってなかったのですが、痩せてきてしまって」
「痩せる?」
「はい。それで、P先生が今月の半ばに血液検査をしようと言ってくれています」
「それは、甲状腺は含まれてる?」
「ん? 多分、含まれてるかと思います。でも、今、喉のところは別に変ではないし」
「うん、見た目とかは変ではないね」

「……胃カメラって、してないよな?」
「え?」
「胃カメラを、どこかで受けてるということはないよな?」
「ないです。え? 胃?」
「胃」
「胃を診るべき? でも痛みとか何もないですよ?」
「うん。あのね、鳥肌胃炎を持っていて、治すことが難しい場合は、症状がなくても、定期的に診たほうがいいねん。それに、もっと悪いものやったら」
「がんとか?」
「うん。症状に気付かないケースもあるので、念のために診ておきましょう」
「はい」

「日程やけど」
「はい(手帳を出す)、あのP先生の検査結果って、即日分かるんですよ。その後がいい、前がいい、関係なくていい?」
「関係なくていい。ただ、こちらは水曜日に入れられたらと思うねん。水曜日はM先生がカメラやってるから」
「そうなんですか? 水曜日なら、来週でも再来週でもこちらは大丈夫です」
「それなら、来週にしよう!」
「M先生に会える!」
「うん」
「会ったら抱き着きたい!」
「希望として持つだけならいいやろう(笑)」

「あの、T先生がノートをS先生とP先生に見せるようにって」
「んー……え、誕生日やったっけ?」
「はい」
「そうかぁ……よし、私も書いとくな?」
「はい、ありがとうございます」



「あの」
「うん」
「教習に行っています」
「おぉ! 1級? 2級?」
「1級です」
「へぇえ。遠くまでいけるなぁ。いいなぁ」
「操舵がうまくなったら、先生乗ってくれますか(笑)?」
「うん、乗せてな」
「で、T先生がそういう内容を書かれている理由なんですけど」
「うん」
「ウェットスーツを、今の体型では作れないよねって話になって」
「なんで?」
「痩せてて、太ったら使えなくなるかなって」
「まぁ、潜るんやったらそうやけど、基本的に船の上での防寒という意味やったら、多少大きくてもいけるんじゃないの?」
「そこが、私ではよく分からないのと、体重がこれからどういう形に落ち着いていくかも、まだ分からないなぁっていう呟きのような話があったんですよ」
「うん」
「その時に、T先生が『聞くべき人に聞けないっていう状況は良くない。悩みすぎずに、口に出せるようにしないといけない』って言ってはって」
「あぁ、なるほど、それで」
「うん。それは相手の問題じゃなくて、こちらの性格とか、事情やタイミングや色々あったんやけど、そこにこだわってても仕方ないし、これからのことを考えたら、T先生の言うことのほうが大事やと思います」

「はい、書けた!」
「ありがとうございます」
「じゃあ、来週は検査の後で外来に来てくれる? 検査はM先生に頼んどくから」
「M先生を愛しているんですか?」
「いや、別に? っていうか、Mはそういう対象じゃないねん」
「愛、あったほうが楽しいのに!! っていうか、愛はともかくとして、ずっと一緒ですよね?」
「そうそう。だから対象じゃないねん」
「えぇなぁ」
「なんで?」
「愛が行き着くところまで行ったら、そうなるってことですよね」

今日は薬はいただかず、予約票や検査の説明を受け取って帰宅する。

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