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普通の日はないんですか!?

「大きな波に流されるのでも、逆らうのでもなく、波に乗って進みなさい」と、教えてくれたのはあなたでしたね。

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未知の生物

外科のS先生のところへ行……く途中で関電SOSさんからメールと電話があった。



窓の閉め忘れが一か所あっただけで、異常はなかった。

改めてS先生のところへ。

「おはよう。調子はどうですか?」
「おはようございます。まずカバサールを増やしてもらってから、調子よくて」
「えっと、具体的に痛みはどう?」
「ゼロではないけど、前みたいに冷や汗が出て気持ち悪くなってくるってことは、なくなりました」
「乳汁は? 下着が汚れたりは?」
「汚れる時はあるけど、授乳パッドとかつけてなくても、大丈夫になってきました」
「それは良かった」

「あの、T先生がカバサールを出すときに、『立ちくらみとか、急に眠ってしまったり、高いところから転落することに気をつけて』って言わはって」
「ほぉ。それはつらい?」
「いえ、幸い、私は立ちくらみと、眠いかな?くらいで済んでます。で、川の近くに住んでるから『川に転落しときます』って言ったら、『もぉ家から出るな』って言われてんけど」
「ははははは」
「でも、海のイベントへ行ったときは、目の前にお医者さんがいてるんやから、大丈夫やろって」
「確かになぁ」

「あ、あの、P先生にレントゲン撮ってもらったんですよ(写真を見せる)、イベントよりちょっと前。異常なかった」
「これは、なんで撮ったん?」
「息が切れることが続いてて、P先生が酸素の濃度もみて、脈拍もみて、それでレントゲンも撮ってくれて。あと、貧血の可能性があるけど、目の下の色が『まぁ、大丈夫』的な感じだって」
「ははははは(笑)。ちょっと眼鏡とって……、『これやったら大丈夫ですよ!』と、自信持って言えるレベルじゃないけど、貧血が理由で息が切れるっていうレベルやったら、他の症状も出てるやろなぁ」
「そうそう、それ思いますよね!」

「さて、そのイベントって7月の何日やった?」
「7月20日」
「その日、俺も海におったんや。大阪湾の南の方」
「おぉ、そうなんですか? じゃあ、雹とか降ったときって知ってる?」
「いや、それ知らないなぁ」
「私、もろに降られてしまったんですよ。降り方が夕立って感じやったし、雷も鳴ってたんで、下手に動かないで、濡れない場所で待ってたんですけど、なかなか止まなくて、けっこう怖かったです」

「で、イベントはどうやったん?」
「いつかヨットとか乗りたい。もし乗りたいなって思ったとき、保険の関係のこととか、どこでそういう練習とかできるのかなとか、何をそろえないといけないのかとか、色々考えました。先生は船舶の免許持ってる?」
「いや、俺は知人が持ってたから乗せてもらってたんや」
「いいなぁ」
「でも、すぐとれるみたいやで。2日とかで」
「はい。それを聞いたことがあるだけに、興味はあるかなという感じ」
「頑張ったらいいのに」
「あの、P先生は嫌じゃないんかなって、ちょっと気になって。イベントのことだけじゃなくて、大学のこともあったし。だから、免許が……、取材が……とかのどういう形にしても、これ以上踏み込んでいくんだったら、先生の負担にならないように考えないとって思っています」
「そこは、Pさんの性格とか顔色とか、見て決めていかないとなぁ」

「あの! 写真撮ってもらったんですよ。そのイベントの3日後に」
「あのな(笑)、どこで何をどうした結果が、この写真なん!?」
「ウエディングドレスを着る機会が、このままやったらないから、着ておくのもいいかなと」
「は、え? すごい理由やな」
「それで、手袋してるでしょ」
「日焼け、隠してるんや?」
「そうなんですよ。今も、結構残ってるでしょ(笑)」
「なんでそんな時期に、撮ってもらうんよ(笑)」
「先に予約していたから、その日に」
「どこで撮ったん?」
「O市内にあるスタジオ」

「M先生にも見せて」
「うん、見せるよ!」
「元気にしてはる?」
「うん、元気やで」
「Z先生は、元気?」
「Z先生な。診てもらう?」
「え?」
「焦ることはないけど」
「Z先生は、もう私をおぼえてないよね?」
「いや、それはないわ」
「だって、だいたい反応薄かったし」
「いや、それは初めて見るタイプの患者さんやから面食らってたんや」
「でも、面食らうのは初めだけのはずやん(笑)」
「いや、俺でもいまだに面食らうことあるから、Zさんにしたら未知の生物にしか見えんかったと思うわ(笑)」

「さて、次の診察までに、T先生とこ、行く?」
「行くよ!」
「一回、飲みましょうって伝えて。Mに段取りさせるからって」
「T先生は『今度はI市でやろう』って言ってはった」
「うん、その点も含めてMにさせるからさ(笑)」
「えぇなぁ、飲み会楽しそうやなぁ」

今日は胃薬をいただいて帰宅する。ありがとうございました<(_ _)>

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( ..)φ_あっ!

明日はS先生にポートフォリオを見せるって約束したんやった!

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勇気を1つ

昨年の今日は、手術から1夜が明けたところ。
今頃の時刻はちょうど、酸素マスクとモニターの電極を外してもらい、ふらつかずに歩行できるかのチェックを受けていたところだった。

もともと、病室で勉強させてもらうことは話してあったので、Z先生は
「今日から普通の生活してね」
と言ってくれたのをおぼえている。
M先生が肺癌の勉強を見てくれたことも。

病室から山が見えて、その堂々とした佇まいにあこがれるようになったのもこの時。

あれから1年が経った。

今年はP先生に、
「何でもしていいよ」
と言ってもらった。

昨年はまだP先生のことをよく知らなかったから、先生の大きな茶色い目は、とってもよく動くんだってこともしっかりとは見ていなかった。
来週の海のイベントのことも話してはいなかったし、筋トレのこと、サッカーの審判をしていたことを話すようになるとは思わなかった。
大学でたまたま選んだ授業のことも、まさかP先生が「あ、うちの教授やんか」と言ってくれるなんて想像もしなかった。

今、こうして山の見える家に住んでいることも、予想外の展開だったな。
きっといつか、あの山に登ろうと今は思っている。

「普通の生活してね」
「何でもしていいよ」
この言葉に勇気を1つ、いただいたのだと思う。
だから少しずつ、やりたいことを、やろう。

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七夕に感謝を。

昨年の願い事。



だいたい叶えてもらったと思う。

昨年は七夕の4日後に乳腺の手術を受けることが決まっていて、しかもS先生が不在であることも聞かされていた。循環器の治療も受けなければならず、ハント症候群などのハプニングにも遭遇した。行きたかった取材も、昨年は諦めることになった。

その様々なできごとが、現在に活きてきている。
「取材に行けなかった」という事実が、思わぬ形で今、活きてきていることとか。

だから、今年は感謝の言葉しかない。
他の誰かの願い事が叶いますように。

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「普通に社会人になって」

S先生の診察室へ行った。

「おは……」
「こんにちは」
「……ちょ、え、おはようございますって言いづらいんですが」
「ははははは」

「あの、T先生とP先生から預かりました」
「そうやん。いったい何を? あ! ほぉおお、これはありがとう」
「いえ。あのP先生も、とても喜んではりました」
「そうやねん。偶然にも会ってなぁ。Pさんとうまくいってるんやな」
「はい」

「で、エコーの結果やねんけど」
「はい」
「……すぐに取り除くことが必要な悪性のものが映っているとか、そんなことはない。乳腺症という範囲内で変化はあるんやけど」
「そうですか。良かった。T先生が『乳房のほうに悪性の何かがないのなら、カバサールの量を変えてみて、症状を抑えられるか見てもいいかもしれない』って」
「そうやなぁ。痛みは強い?」
「はい。あの、吐気がするようなときがあって。めちゃ気持ち悪い」
「俺はそれが、感覚的に分かれへんねんなぁ。ごめんな。痛みっていうのは分かるねんけど、吐気がしてくるっていうのがな」
「ややこしくてすみません」

画面を撮影させてもらう。

「症状って、常に『痛みも、出血もある』?」
「あの、痛みがある日を10としたら、出血もあるのは3か4くらい」
「痛みのある日とない日ってどのくらい?」
「あの、1か月でいえば黄体期に入ってからは痛みがあるけれど、その前はあまりないかな。それで、排卵日のときに、急に痛みが強くなる日があるんです。そうすると、こちらも痛み止めを意識的に飲み始めるんで」
「あぁ、マスキングされて分からなくなると」
「はい」

「エコーで悪いものが映っていないので、試せることは試してもいいんちゃうかなと俺は思う」
「はい」
「乳汁がたくさん生み出されれば、それだけ乳管も拡張して痛みが強くなってしまうからな。それを抑えて楽に過ごせるならそれに越したことはないかと」
「はい」

「で、新しい家には慣れた?」
「ありがとうございます。家の画像あるよ」

見せる。
仕事部屋、というか仕事机を「かっこいい!」と褒めてもらった。
そして「わざとらしい庭木はあかん」って言われた。。。

「(紙に地図を描きながら)この住所やと、この辺?」
「だいたい合ってます」
「そこって、サ□□□アとかあるやろ? 向いがたこ焼き屋さんで」
「え、あの、たこ焼き屋さんが分からないです(笑)」
「もっとこっちのほうへ行くと、○ー○○とかあるやろ?」
「あります」
「買い物はそこでしてんの?」
「はい。ただ、ちょっと歩くっていうのと、あと目が覚めてまうんですよ」
「なんで?」
「暑い季節なんで、夕方とか夜に行きたいんですね。そうしたら明るい店に入るから、目が覚めてしまって」

「ここまでって、どうやって来てるん?」
「JRの駅まで歩いて、そこからは今までと一緒ですよね」
「え? 駅まで歩いてるの?」
「はい。だから足の甲がこんなに日焼けしてしまって(笑)」

「仕事はどうや?」
「おかげさまで。今度、(記事を)持ってきます」
「なんか、俺信じられへんわ」
「え?」
「普通に社会人になって、普通に働いてもう長いやろ?」
「はい。確かに、ここまでの状況になるとは想像してませんでした」
「ちゃんと暮らしていけるやもんな。あのふゆうが(笑)」
「ありがとうございます」

今日はサイトテック、ガスター、ボルタレンサポをいただいて帰宅する。ありがとうございました。

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