森山直太朗氏の歌う「生きとし生ける物へ」には、次のような歌詞がある。
【引用始まり】 ---
僕は君が思うような人間じゃない
そうさ そんな人間じゃない
【引用終わり】 ---
私も、こればかり思っていたように思う。
家のことを、一人でするのは、負担だった。祖母と一人で向き合うのは、負担だった。どこへ出かけていても、すぐに呼び戻されるのは、負担だった。仕事の時間が削られるのは、負担だった。
もうちょっとでいいから、何の心配もせずに仕事ができたり、何の気がかりもなく友だちに会える時間が欲しかった。弟と長い間会えなくて、早く祖母と和解してくれればいいのに、と思っていた。
そんなに、何もかも背負わせないで。私はそんなに、たくさんのことを抱えられる人間じゃない。私はそんなに大した人間じゃない。
こればかり思っていたように、思う。
今さら言っても遅いってことも、多々あるのだけど。。。
よく聞かされたのは「植物っていうのは、どこにも歩いて逃げられないけれど、不平不満を持たずに精一杯生きている。だから植物のような生き方をしなさい」という言葉。
でも私は、そんな人間じゃなかった。不平不満があっても、口に出せないだけで、不平不満のない植物のような人間には、なれなかった。これからも、なれないと思う。多分。。。
私はそんな人間じゃない。だから今すぐ、全部の荷物を放り出したい。そんなことを、いつも思っている、まだまだダメなやつ。
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